お口の健康ガイド

サホライド

虫歯の進行止めのお薬(サホライド)とは

サホライド虫歯の進行止めのお薬は、商品名を「サホライド」といいます。成分はフッ化ジアンミン銀です。簡単にいいますと、フッ素と銀が入っています。

このうち、虫歯になったところに銀が吸着して、虫歯の進行を止めます。銀が虫歯にくっついて酸化するので、虫歯だった部分が黒くなります。昔から健康保険に適用されている治療法です。

虫歯の進行止めのお薬(サホライド)を塗った方へ

虫歯の進行止めのお薬(サホライド)を塗って、意外に歯が黒くならなかったと思われたかもしれません。虫歯の部分が黒くなるだけですので、奥歯の虫歯、歯の裏側の虫歯、歯と歯の間の虫歯はほとんど目立ちません。

もしも虫歯の進行止めのお薬(サホライド)の色が気になるときは、歯を削ってつめ物をするなど、他の治療法もありますので、担当の歯科医師にご相談ください。

虫歯の進行止めのお薬(サホライド)を塗った後の注意事項

・お子様が虫歯の進行止めのお薬(サホライド)を塗った直後に、薬を舐めてしまいますと、まれに唇や頬に薬が付いて黒くなってしまうことがありますが、皮膚の新陳代謝によって1週間ほどで黒いのはなくなります。

・小学校や幼稚園、保育園などの歯科健診で、虫歯の進行止めのお薬(サホライド)を塗った歯が、虫歯と診断されることがあります。ほとんどのケースは問題ないのですが、まれに虫歯が進行していることがあります。虫歯と診断されたときはご来院ください。

・虫歯の進行止めのお薬(サホライド)を塗っても、まれに虫歯が進行してしまうことがあります。
3ヶ月に1回程度、定期検診のためにご来院ください。

・虫歯ができたのには、食生活、歯磨き方法、フッ素の利用度、歯科医院での予防処置の頻度などに、何らかの原因があります。虫歯の原因を解決しない限り、お口の中の環境は変わらず、虫歯はまたできてしまいます。虫歯予防をはかり、虫歯にならないようにしていきましょう。

これから虫歯の進行止めのお薬(サホライド)を塗る予定の方へ

虫歯の進行止めのお薬(サホライド)は、虫歯の進行を抑えるために使用します。治療が困難なお子様の虫歯治療、削るほどではない小さな虫歯に使用されます。6歳以下のお子様には、かなり頻繁に使用されています。

虫歯の進行止めのお薬(サホライド)はお子様への負担が少ない、来院回数が少ない、治療費用が安いと、いいことばかりなのですが、ただ一つ薬を塗った部分(虫歯の部分)が黒くなるという弱点があります。

黒くなるのが気になる場合は、歯を削ってつめ物をするなど、他の治療法もありますのでご相談ください。ただ、薬を塗った部位は、保護者の方は気になるかもしれませんが、他の方は気付かないことが多いです。

また、治療がなかなかできないお子様は、今回は虫歯の進行止めのお薬(サホライド)塗って、お子様が大きくなった頃(5~6歳頃)につめ物に交換するのも一つの方法です(下記の写真)。

虫歯の進行止めのお薬(サホライド)を塗った歯虫歯の進行止めのお薬(サホライド)を塗った歯
黒くなっている部分が、虫歯の進行止めのお薬(サホライド)を塗った部分(虫歯の部分)です。
これは最も黒くなった(最も虫歯が大きかった)ケースとお考えください。本来ならばつめ物をするところではありますが、まだ治療ができる年齢ではないため、薬を塗りました。

コンポジットレジン(樹脂)にて治療コンポジットレジン(樹脂)にて治療
上の状態のままでも問題はないのですが、お子様が大きくなり、歯を削って治療ができるようになったため、コンポジットレジン(樹脂)にて治療をおこないました。