歯槽骨の仕組み

こんにちは。宇都宮市みろ歯科、歯科衛生士の菅野です。

今月も、もう終わりますね。4月に入り、新年度が始まり桜が咲き始めます。今週は寒く、平年より開花も遅れるとの事で待ち遠しいですね!早く暖かく過ごしやすい気温になってほしいです。

そして新しい出会いの時期になりますね。わたしはこの時期になると別れと出会いについて考えることがあります。沢山の人と出会い、関わる事で、自分自身が成長していくなという事です。わたしは、別れが本当に苦手です!悲しくて落ち込むこともありますが、必ずしも出会いがくると思うと、また自分が成長出来るチャンスだなとワクワクする気持ちもあります^^ 

なのでこの時期になると、改めて人との繋がりを考えます笑

みろ歯科に入社して2年が経ちますが、変わらず皆んな優しく、仲良しです♪仕事においてはもちろん、プライベートでも頼れる仲間に出会えたことが幸せです( ^ω^ )

4月からは新卒の歯科衛生士が入社するので楽しみです。さらに、私も初心に戻り色んなことを後輩からも学んでいこうと思います!

今日は、歯槽骨が作られる&破壊される仕組みについてお話しします。

まず破骨細胞とは、古くなってしまった骨を吸収することで、骨の新陳代謝を行う細胞です。酸やタンパク質分解酵素を放出し、文字通り骨を溶かします。

骨芽細胞は、破骨細胞が骨を溶かすと、その後を追うように、骨芽細胞が骨を作っていきます。骨にヒビが入ったり、骨が折れたりしても元通りになるのは、このシステムがあるからです。骨の細胞は、骨細胞が司令塔となり、破骨細胞と骨芽細胞をコントロールしています。

破骨細胞が骨を溶かすと、骨の中にしまわれていた栄養成分が溶け出してきて、これが骨芽細胞を元気にします。破骨細胞が吸収した場所で、骨芽細胞が新しく骨えいきちんと作れるのはこのような仕組みが関わっていると考えられています。

それ以外にも、細胞たちは情報伝達物質をキャッチボールするように投げ合って情報を伝えています。「ここはまだ骨を溶かしているから、骨芽細胞はあっちに行っていて」「ちょっと骨を溶かしすぎだから、のう破骨細胞は休んでいいよ」このように会話をしながら、細胞たちはあくせくと働き、骨の健康を保っているのです。

骨はコンクリートみたいな塊をイメージしていましたが、その中には働く細胞がひしめき合っているんですね。骨のイメージがずいぶん変わり、仕組みが複雑です。

わたしたちの体はすごいことがわかりました!!