糖尿病について

こんにちは。宇都宮市みろ歯科、歯科衛生士の菅野です。

6月に入り、暑かったり涼しかったり、全体的にジメジメモヤモヤとしていて、パッとしない日が続きます。

わたしは、疲れたときとか気分が乗らないときは、運動をしたり音楽を聴いたり好きなことをしてリフレッシュしてます。

みなさんも適度な息抜きを大切にして、自分の変化によく気づいて下さいね!

今日は、糖尿病についてお話しします。

2024年6月から診療報酬改定が行われ、糖尿病の患者様はこれまで以上に内科等の医療機関と情報共有と連携をし、歯周病安定期に移行後も注意深く経過を診ていくようこころがけております。

歯周病と糖尿病かなり深い関係性があります。

糖尿病を患う方は、歯周病になってしまうと、

インスリンの効き目が悪くなったり、血液中のTNF-αが増加したり、歯周病菌に内毒素や炎症に関わる物質の増加したりしてしまい、血糖コントールが悪くなってしまうのです。

糖尿病の治療として、「食事療法」「運動療法」「薬物療法」の三本柱からなります。

①食事療法

「薬を飲んでるから、食べ過ぎても大丈夫」という患者さんがたまにおられますが、食事療法を抜きに糖尿病の治療をすることじはありません。血糖値の上昇には、炭水化物以外の栄養素も関わっているため、患者さんとともに食事内容を振り返り、どこに血糖値が上昇する原因があるかに気づくことが重要です。

②運動療法

運動は、脂肪細胞と筋肉を刺激します。糖尿病でインスリンを減らしているのは脂肪細胞です。運動をすると、この脂肪細胞が減り、インスリンの効きが良くなります。また、運動をするだけで、血中にあるブドウ糖を筋肉へ取り込む効果もあります。

③薬物療法

糖尿病になったからといっていきなりインスリン注射をするわけではなく、糖尿病の初期ではまずは内服薬で治療が買いされます。内服薬の効果にもいろいろあり、大きく分けて3つあります。一つ目はインスリンの効きを良くする「インスリン抵抗性改善系」、二つ目はインスリンが出る量を増やす「インスリン分泌促進」三つ目は血糖の吸収を遅らせたり、糖を尿と一緒に排泄したりする「糖吸収・排泄調整系」です。

 このように、糖尿病の薬はインスリンに直接作用する薬だけでなく、血中糖に作用する薬などもあり、新薬もどんどん開発されています。

糖尿病の方は、定期検診などにいらしたときにかかりつけ医へ紹介状をお書きしますので、スタッフにお声かけ下さい!

また、初診の方も気軽にご相談下さいね。