幼少期から始めるう蝕予防

こんにちは、宇都宮市みろ歯科、歯科助手の星野です。6月になり、2024年も半年を迎えた事にびっくりです!半年はあっという間に過ぎていきますね。最近は夏日になってとても暑くなったり、急に雨が降って肌寒くなったり、体調管理が難しい季節になりましたね。関東はまだ梅雨入りはしてないですが、これから来る梅雨に負けずに過ごしていきたいです。

さて、本日は幼少期、特に3歳から6歳のお子さんのう蝕予防のポイントを2つお話しします。

まず一つ目は、規則正しい食生活とシュガーコントロールです。食生活リズムを整えることがう蝕予防につながる頻回な糖の摂取により、バイオフィルム中のさまざまな細菌が糖を代謝して頻回に酸を産生します。その酸により細菌にストレスがかかることで、細菌の酸産生と耐酸性が増します。結果、バイオフィルム内のpHが酸性に傾くなど口腔内の環境が変化することでう蝕のリスクが高まります。したがって、小児だけでなく成人の患者さんにも言えることですが、う蝕予防は食習慣ありきだと考えています。

二つ目は、仕上げ磨きによるブラッシング指導です。

この時期の子どもたちにおいて、保護者による仕上げ磨きは不可欠ですが、さまざまな理由によって受け入れてもらえないことも多いのも事実です。主に考えられる理由を以下に整理します。

①痛い、呼吸が苦しい

保護者が力を入れて磨いてしまっていたり、子どもが動くことで意図しない場所に歯ブラシが当たっていたりすることで痛みます。また、保護者が真剣になるあまり、口腔内にずっと歯プラシが入ったままの状態となるため、子どもにとってはいつ呼吸してよいのかわからず苦しくて嫌がります。自分で磨くのは好きだけど仕上げ磨きを嫌がるという場合には、この原因の可能性があります。

②仕上げ磨きのタイミング

遊んでいる途中に呼ばれるなど、その子にとって仕上げ磨きをやるタイミングではないときに無理やりやると受け入れられない場合があります。食事の前に「いただきます』を言うように、寝る前には歯を磨くということを習慣づけましょう。

③楽しくない

なぜ歯磨きが必要なのか理解していない年齢では、単純に楽しくないから嫌がる場合もあります。まずは、親子のスキンシップの時間としてお互い楽しんじゃいましょう。

途中でイヤになった時は、「今日は左上の臼歯から磨き始めたけど、明日は右上から」といった具合に仕上げ磨きをスタートする場所を日によって変えて、1週間で全体をきれいにするぐらいの気持ちでとらえましょう。

最初は保護者による仕上げ磨きで100%カバーするところから始め、お子さんの成長段階に応じてら本人磨きの割合を徐々に増やしていくといいと思います。

この時期の体験が歯科医院に対するその後の印象にも繋がるため、「歯科との最初の出会い」を大切にして、子どもたちの一生の歯科受診行動を育てていきたいと思っています。

そして、みろ歯科では6月4日の虫歯予防の日に合わせて、この日から紹介キャンペーンを実施します!紹介してくださった患者様、紹介された患者様、それぞれにプレゼントをお渡しする予定です。この機会にお子さんの歯医者デビューをしてみてはいかがでしょうか。ご来院をお待ちしております!!