お口の健康ガイド

フッ素洗口(ミラノール)

フッ素洗口剤(ミラノール)の使用方法

  1. 専用容器の中にミラノール(1包)を入れ、水道水もしくは精製水で溶かします。
  2. 洗口液1回分をコップに注ぎ分けます。
  3. 全量を口に含んで30秒~1分間の洗口を開始します(時間の計測には砂時計の利用も効果的です)。
  4. 洗口は勢いよくブクブクします。上下左右全ての歯面に洗口液が届くようにうがいをします。
  5. 30秒~1分たちましたら終了します。コップや洗面台などに吐き出します。
  6. 洗口後は歯の表面にフッ素が作用していますので、30分間はうがいや飲食はしないようにします。

※1日1回洗口をおこないます。就寝前の歯磨き後が最も効果的ですが、他の時間帯でも洗口後30分間のうがいや飲食をしない時間があればいつでも構いません。

フッ素洗口剤(ミラノール)の保管方法

ミラノールミラノールの分包及び洗口液はお子さんの手の届かないところにしっかり保管してください。

ミラノールを水に溶かす時は、必ず大人の方がおこなってください。

洗口液は冷蔵庫に保管してください。

フッ素洗口の継続について

順々に生えてくる乳歯や永久歯を予防するためには、うがいが出来るようになってから15歳頃までの実施が特に必要となります。いったん習慣化してしまえばよいのですが、ご家庭で実施する場合は継続が問題となることが多いようです。
習慣化するまでは(1)「うがいは?」などと周りから声かけをする、(2)洗口液がなくなったら早めに新しい洗口液をつくるなどの工夫をしていきましょう。また、疲れて寝てしまった時や旅行に出かけたりした際は、洗口を休んでも構いません。無理のない範囲で実施することが継続への鍵です。

その他

フッ素洗口■フッ素洗口はご家庭以外にも幼稚園、保育園、小学校などで実施されています(右図)。特に新潟県では60%の小学校で実施され、フッ素洗口を行っている小学校の児童は、フッ素洗口を行っていない小学校の児童に比べて、虫歯の本数が半分になっています。

■継続的な実施によるフッ素洗口の虫歯予防効果は40~60%です。特に前歯の虫歯はほとんどみられなくなります。

■フッ素洗口には歯を強くする、初期の虫歯を治す、虫歯の原因菌を抑制するという3つの虫歯予防作用があります。歯ブラシの届きづらい奥歯の溝の部分や歯と歯の間にもフッ素が届き、虫歯を予防します。

■フッ素洗口だけでなく、フッ素入り歯磨き粉、歯科医院で行うフッ素歯面塗布やシーラントを併用すると、より虫歯予防の効果があります。

■フッ素洗口は特に15歳頃までのお子さんに効果がありますが、大人の方が実施しても効果があります。

フッ素液磨き

フッ素液磨きはフッ素洗口液を歯ブラシにつけて磨く方法です。歯科医師の間でも殆ど知られていない方法ですが、少しずつ普及しつつある、安全で効果の高い虫歯予防方法です。

フッ素液磨きの対象者
うがいのできない方(1~3歳のお子さん、介護が必要な方、障害をお持ちの方など)。

フッ素液磨きの方法

  1. 精製水(500ml)を購入するか、沸騰させた水をペットボトル(500ml)に入れて、容器にミラノール(1包)を溶かします。 ※精製水は、ドラッグストア、薬局、スーパーなどで販売されています。
  2. 専用容器に移し替えます。余ったフッ素液は捨ててください。
  3. フッ素液を専用容器のキャップに移し替え、歯ブラシをキャップの中のフッ素液につけながら磨きます。フッ素液の量は、1歳のお子さんで1ml、1歳半のお子さんで2ml、2歳半以上のお子さんは3mlです(キャップの目盛を目安にしてください)。歯列を4~6分割して、1分割ごとに新しいフッ素液をつけて、各分割を10回以上は磨いてください。
  4. 磨いた後はうがいをしないでください。フッ素液は飲み込んでも問題はありません。

※1日1回フッ素液磨きをおこないます。就寝前が最も効果的ですが、他の時間帯でもフッ素液磨き後30分間のうがいや飲食をしない時間があればいつでも構いません。

注意事項

フッ素液磨きは通常の使用方法(250ppm)よりも濃度の薄い(100ppm)フッ素液を使用するため、雑菌の混入により、ごくまれにカビが生えることがあります。以下のことに注意してください。

・水は必ず精製水、もしくは沸騰させた水を使用してください。
・冷蔵庫で保管してください。
・使用後3ヶ月たったフッ素液は、残量があっても捨ててください。

その他

・フッ素液磨きの虫歯予防効果は、1歳または2歳から1年間実施した場合で40%前後です。
・3歳までのお子さんは、歯磨きも大切ですが、正しい食生活を送ることが最も虫歯予防効果があります。砂糖の入った甘い物を控える、だらだら食べないなどの正しい食生活を送りましょう。