みろ歯科ブログ

2018/07/18:歯周病と全身疾患

こんにちは。
宇都宮市みろ歯科、歯科衛生士の伊藤です。

先日東京に行ってきました。
テレビなどでも紹介されている喜三郎農場というところに行ってきました。
色々な種類の卵を食べることができます。
わたしは親子丼をいただきました。
卵がとても濃厚でとても美味しかったです。
みなさんも東京に行った際にはぜひ食べてみてください。

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さて、今回は歯周病と全身疾患についてお話しさせていただきます。

糖尿病
・免疫力が下がると歯周病菌にも抵抗できなくなる

糖尿病によって弱っている体は、歯周病菌に抵抗する力も弱くなっています。ですから、歯周病にかかりやすく、治りにくく、重症になりやすくなります。しかも治療が終わった後も再発しやすいので油断できません。

・糖尿病が引き起こす炎症の1つに歯周病もある
血糖値の高い状態がずっと続くと、体の中のタンパク質が糖とくっつきます。それを白血球が敵と間違えてこうげきするので、その結果、歯周病も含め、全身に炎症が起きやすくなります。

骨粗鬆症
・骨密度が低いと歯槽骨の吸収が進みやすい
歯周病にかかると、歯周病菌が歯茎に炎症を起こして、歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かしてしまいます。これを「歯槽骨の吸収」といいます。
体の骨と歯槽骨の関係を調べた研究の大部分では、体の骨密度と歯槽骨の吸収の程度には関係があるという結果があります。

腎疾患
・歯周病が慢性腎疾患の原因の一部かもしれない
慢性腎臓病を引き起こす代表的な原因は、糖尿病、加齢、喫煙で、ほかに高血圧、糸球体腎炎、自己免疫疾患なども挙げられますが、原因がよくわからないことも多いのです。しかし、いぜんは原因不明とされたもののうち、一部は歯周病が関係しているかもしてないと言われるようになりました。

・歯周病が治ると慢性腎臓病も少し改善する
歯周病の人は、血液中に炎症性物質ご増加しています。つまり、全身が常に軽い炎症の状態になっていて、歯周病が治らない限り長期間続いてしまいます。その状態が腎臓にも悪い影響を及ぼすかもしれないと考えられるようになりました。
慢性腎臓病と歯周病の両方にかかっている患者さんに歯周病の治療をしたらどうなるか調べた研究では、歯周病が治った場合には慢性腎臓病も少し改善するという結果でした。

動脈硬化
・歯周病で血液中の炎症性物質が増えると動脈硬化が起こりやすくなる
血液中の炎症性物質の数値が高いと動脈硬化が起こりやすくなります。歯周病の患者さんは全身が軽い炎症状態にありますから、炎症性物質の数値が少し高くなり、動脈硬化が、起こりやすくなると考えられています。

・歯周病菌は動脈硬化の原因か?
まれに、動脈硬化を起こした血管から歯周病菌が見つかることがありますが、歯周病菌が動脈硬化の原因になるのかどうかまではわかっていません。
しかし動物をつかった研究では、歯周病菌を飲み込むと腸内細菌の構成が変わって腸の壁が弱くなるため、全身の臓器に細菌の影響が及ぶということがわかりました。

関節リウマチ
・歯周病も関節リウマチも炎症性の病気
これまでのたくさんの研究結果から、関節リウマチにかかっている人は、歯周病になりやすいと言われています。
その理由は、両方とも炎症性の病気であり、共通のリスク因子(炎症を起こしやすい体質や、喫煙など)があるためかもしれません。その他に、関節リウマチになると手指が動かしにくく、歯磨きしづらいことや、関節リウマチの薬が免疫反応を抑える作用があるためかもしれないなど、色々考えられています。

・歯周治療が関節リウマチを改善する可能性もある
歯周病が関節リウマチをより進行させる可能性もあります。歯周病菌が持っている酵素が、関節リウマチを起こす自己抗体を増やすかもしれないからですり
また、関節リウマチと歯周病の両方にかかっている患者さんに歯周治療を行った研究がいくつかあり、そのほとんどで、歯周病を治療したら関節の腫れやいたみがへり、関節リウマチの検査値が下がったと報告せれています。

このように歯周病と全身疾患に繋がりがあることがわかってきていますので、お口をきれいにするためにケアしていきましょう。

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