学童期(5才~)にむし歯になりやすい歯はどこ
予防方法を考えてみましょう
大人の歯(永久歯)でもっともむし歯になる確率が高い歯は、下顎の奥から2番目の第一大臼歯(6歳臼歯)です。
次に上顎の奥から2番目の第一大臼歯、1番奥の第二大臼歯と続きます。
歯は生えてきてすぐ(萌出直後)がもっともむし歯の感受性が強い(むし歯になりやすい)時期です。
フッ素の応用効果が高い時期も歯の萌出直後です。
永久歯のむし歯予防のためには、フッ化物応用と予防填塞(シーラント)を可能な限り早い時期に実施することが重要です。
学童期にむし歯を作らないためのポイント
むし歯の感受性が高い萌出直後の歯を見逃さないように、就学前から定期健診(歯面清掃、フッ素、シーラントなどのむし歯予防プログラム)を積極的に実践することがポイントです。
フッ化物配合歯磨剤の使用に加えて、4歳ぐらいからミラノール(フッ化物洗口液)を開始すると効果も高いようです。
特に、咬む面のむし歯予防のためには、シーラントが重要になってきます。