歯科衛生士になるという夢③

こんにちは。宇都宮市みろ歯科、歯科助手の磯邉です。

暑い日が続いていますね。みなさんいかがお過ごしですか?私はクーラーをつけっぱなしで寝てしまうことが多く、風邪をひいてしまわないかヒヤヒヤしながら過ごしています。みなさんも体調には十分気をつけて、夏バテしないようにお過ごしくださいね。

さて、今回も前回の続きをお話していきます。学校生活も約4ヶ月を過ぎ、やっと生活に慣れてきました。7月〜8月は試験ラッシュ!仕事と学校とテスト勉強に追われる日々です。

歯についての基本的な座学はもちろん、相互実習と言って、実際にクラスメイトの口腔内を借りて練習する機会もあり、かなり充実した学生生活をさせて頂いています。

今日は、学校で学んだ中で「なるほど!」と思ったことを皆さんに紹介しますね!

みなさん、「フッ素」について、どのくらいの知識をお持ちですか?「歯に塗ると、歯質が強くなる。」というイメージのみをお持ちの方が多いのではないでしょうか。私も、そういうイメージのみを持っていた人のうちの1人です。ですが、実は、「フッ素には3つの働きがあり、その働きによって虫歯の発生・進行を防いでくれる!」ということを、授業で学んだのです。

 

 

まず1つ目に、みなさんもご存知の、歯の質を強くする効果です。歯はエナメル質という、歯の一番外側の表面の硬い層によって覆われているのですが、フッ素を塗ることで、エナメル質を酸に溶けにくい性質に変え、虫歯になりにくい歯質にしてくれます。

2つ目に、歯質の修復を促進する効果です。お口の中の菌が作り出した酸によって、歯質からカルシウムやリンが溶けだすことで虫歯が発生するのですが、フッ素を塗ることで、溶けだしたカルシウムやリンを補うことができ、歯質の修復を促進してくれるのです。

3つ目に、菌の働きを弱める効果です。なんとフッ素は、プラーク(みがき残しの細菌の塊)にも作用するのです!フッ素を塗ることでお口の中のプラークにも入り込み、プラーク中の虫歯菌の活動を抑制してくれることで、虫歯の発生・進行を防いでくれのです。(私は、フッ素がプラークにまで作用してくれることが、1番驚きました!)

フッ素には、虫歯予防にとても重要な3つの働きがあることがお分かりいただけたかと思います(*^^*)歯を健康に保つために、みなさん積極的にフッ素を使っていっていただけたら嬉しいなと思います♪

しかし、フッ素は1度や2度使用しただけでは、歯に効果的に作用しません。毎日の歯磨きでお口を清潔に保ちながら、定期的・継続的に、コツコツフッ素を使用し続けていくことが大切になります。

今回ご紹介したことを参考に、フッ素を効果的に利用して、虫歯を予防してくださいね!

私自身は、早く歯科衛生士となって、フッ素を皆さんに塗布して虫歯予防のお手伝いができるようになるために、学業に励んでいきたいと思います(*^^*)