口腔内を清潔に!

こんにちは。宇都宮市みろ歯科、歯科技工士の西澤です。
7月前半にも関わらず、最近は汗が止まらないほどの気温になったり、急な大雨や雷がなったりと天気が変わりやすい日が続いていますね。晴れていても傘が手放せない毎日になってます。
また、雨が続くと頭痛や身体のだるさを感じたり、お家の中は湿気が溜まってカビが生えやすかったりといろいろなことが起きますよね…。
実は、お口の中にもカビの元となる菌(真菌)が潜んでいるのをご存知ですか?
☆義歯を使っている方
☆マウスピースを使っている方
は特に要注意です!!
お手入れが十分でないと、義歯やマウスピースは細菌の温床になってしまいます。
カビの元となる菌はどなたのお口にも存在する菌ですが、免疫力が低下すると増殖してしまいます。放っておくと『口腔カンジダ症』といって、歯ぐきが白くなってしまうことがあります。白く薄い苔の様なものが歯ぐきにくっつき、剥がれると出血や痛みを伴います。
しかし、初期ではなかなか気づきにくいのです。
ではどうしたらカビの発生を抑えられるのでしょうか?
洗浄時の注意事項があります。
①歯磨き粉(研磨剤入り)を使わないこと
歯磨き粉に含まれる研磨剤は義歯やマウスピースを傷つけてしまい、目に見えない細かい傷か出来ることによって、余計に最近が付着しやすい環境が作られてしまいます。
②硬い歯ブラシを使わない
義歯やマウスピース(ゴム製の物は除く)はプラスチックでできています。硬い歯ブラシでは歯磨き粉同様、傷がついてしまいます。義歯は天然の歯に比べて10倍も柔らかいと言われているのです。それだけ傷つきやすいのですね。
③1日1回義歯洗浄剤につけましょう
義歯やマウスピースの材質であるプラスチックは水を吸収しやすく、1日中口の中にいた義歯は唾液もよく吸い込みます。唾液のなかにはたくさんの菌が存在しますので、1日使った義歯はきれいではないですよね。
1日使ったら、まず、義歯用ブラシか、義歯用に別に用意した柔らかい歯ブラシで目に見える汚れ、ぬめりを優しくおとしていきます。その後、洗浄剤につけましょう。メーカーによって異なりますが、おおよそ5分程付ければ洗浄剤の機能が十分働く洗浄剤が多いです。
カビによって義歯の痛みに繋がることもありますので、清潔に保ちたいですよね!
義歯を正しく洗って美味しいご飯が食べられるように、マウスピースも正しく洗って清潔に保てるようにしていきましょう!