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ミロ歯科公式ブログ
2025.1.20
代用甘味料と虫歯について
宇都宮市の歯医者さんが教える代用甘味料と虫歯について
代用甘味料についてご存知ですか?
スクロース(ショ糖、砂糖)はミュータンスレンサ球菌による「粘着性グルカンの形成」と、さまざまな口腔細菌による「酸産生」という、う蝕の発生にかかわる2つの作用の原材料(基質)となります。
スクロースの摂取量、摂取頻度の両方がう蝕のリスクに関与するため、スクロースを摂取しないことがう蝕の抑制にもっとも効果的ですが、甘味が全くしない食生活を送る、というのは現代においてほぼ不可能です。そこで、スクロースの甘味をう蝕のリスクになりにくい別の甘味料で置き換える、という代用甘味料の利用が考えられて来ました。
代用甘味料と虫歯の関係
⑴虫歯の原因となる酸を生成しない
砂糖は口の中の細菌によって分解され、酸を生成します。この酸が歯のエナメル質を溶かし、虫歯を引き起こす原因となります。
一方、代用甘味料は口内の細菌によって発酵される事がほとんどなく、酸を生成しないため、虫歯を引き起こすリスクが低いです。
⑵虫歯予防に役立つ甘味料
エリスリトールやキシリトールは、虫歯予防に効果があるとされています。
これらの甘味料は細菌の活動を抑え、口内環境を整える効果があるため、虫歯の発生を抑える効果があります。
虫歯になりにくい代用甘味料は?
虫歯は主にミュータンス菌が糖を分解して酸を作り出し、歯を溶かす事で発生します。
以下の甘味料は、この仕組みに関与しにくいため、虫歯のリスクを低下させると言われています。以下では、代表して3つの代用甘味料をお伝えします!
⑴キシリトール
菌の働きを抑制し、歯の再石灰化を助ける効果があり、ガムやタブレットに多く使用されています。
(食品例)キシリラブチョコレート、キシリストーン
⑵エリスリトール
果実、キノコ類などやしょうゆ・味噌などの発酵食品に幅広く存在します。
溶解する際、熱を吸収する性質があり、摂取すると爽快感があります。
(食品例)果実、キノコ、発酵食品、パルスイート
⑶ソルビトール
グルコースを還元して造られます。
科学的に安定し、保湿性や保香性があることから、食品の品質改良の目的で広く利用されています。医療分野では歯磨剤や含嗽剤に用いられます。
(食品例)低カロリー飲料、プロテインバー、栄養補助食品
まとめ
代用甘味料は、虫歯になりにくく健康的な食生活をサポートしてくれる便利な選択肢です。
ただし、甘味料を使っていても日々の口腔ケアは欠かせません。
みろ歯科では、虫歯予防や歯の健康を守るための定期検診やクリーニングを提供しています。専門家によるケアで、あなたの歯をしっかりサポートします!
健康的な食事と適切な歯のケアを習慣にし、明るい笑顔を保ちましょう!ぜひお気軽に、みろ歯科にご相談ください。また、当歯科院では歯医者さんが苦手なお子様でも安心して受診出来るよう、キッズルームを設置し、痛みの少ない治療を心掛けておりますので安心してご来院ください。
栃木県宇都宮市 医療法人社団美歯会 みろ歯科宇都宮歯科診療所
歯科助手・受付 星野