フッ素について

こんにちは!宇都宮市みろ歯科、技工士の新良です✩︎⡱ゴールデンウィークも終わってしまいましたね!みなさんはどのように過ごしましたか?私は5年生の息子のバスケがほぼ毎日あったのでどこへ行くもなく終わりました(笑)スポーツ少年団すさまじい!

でも、子供達の頑張ってる姿をみるのはいいものだなーと思いました。自分にもそんな時があった時しみじみ…部活後みんなでご飯を食べたりボーリングしたりそれはそれで充実してました❁︎

今回はフッ素についてです。

う蝕が起こる理由

食事によって発酵性糖質が口に入ると、それをプラーク中の酸産生菌が食べ、酸を作って外に出します。この酸によりプラークのpHが徐々に酸性に変わり、プラークに触れている歯の表面のカルシウムが溶けだし脱灰が起こります。ただし、食事が終わるとプラークに染み込んだ唾液が緩衝作用を発揮することでプラークのpHは中性へと戻ります。そして、中性になると、脱灰した歯の表面に唾液やプラークからカルシウムが補充され、歯質は再石灰化し、修復されます。

しかし、古く固いプラークや、多量のプラークの場合は、唾液がプラークの内部まで浸透できないため、中性に戻れないことから、再石灰化が進みません。つまり、食事の後にエナメル質の再石灰化と脱灰のバランスが崩れたまま元に戻らず、唾液やプラークのpHが臨界pH(エナメル質の場合は5.5)以下になるために、脱灰する量が再石灰化する量を上回り、う蝕となるのです。
フッ化物配合歯磨剤は上顎乳前歯が生えてきたら使い始めます。乳児期はうリスクが低いので、学会合同の推奨方法に添って1,000ppmの歯磨剤を米粒程度の量で使います。3歳になると歯磨剤の量がわずかに増え、グリーンピース大になります。う蝕罹患率が高い6歳臼歯が萌出する年齢になったら、1,500ppmを使います。量は大人と同じで、1.5cm~2cmの量を使ってください。
フッ化物を口の中に満遍なく広げることが重要です。最初にすべての歯の面に塗り広げてください。ブラッシング時間は、目的がう蝕予防の場合は2~3分で結構です。歯周病予防には、バス法による長めのブラッシングが必要です。ブラッシングは1日に2回以上行い、フッ化物配合歯磨剤はその都度使用してください。
ブラッシング後にできるだけ多くの歯磨剤が口の中に残るように「うがいをしない」イエテボリ法が日本でも推奨されています。しかし、うがい好きな日本人にも受け入れられやすいように、日本版イエテボリ法では、ブラッシング後にわずかな水でうがいをしてもよいことになっています。