シャープニングとは

こんにちは。

宇都宮市みろ歯科 清野です。
あっという間に5月ももう中盤ですね。
今年のGW前半は家族で函館旅行をしてきました。
娘がまだ新幹線に乗ったことがないので、せっかくだから新幹線で行ってみようと主人が提案し(という名目の実際は自分が鉄道ファン)、そういえば私も10年以上新幹線に乗ってないなぁ~と、ふたつ返事でOKしました。
はやぶさに初めて乗車したのですが、あまりの快適さにびっくり!!
座席も広いし、トイレも揺れなく用が足せることに感動しました(笑)
片道3時間以上の道中でしたが、駅弁&昼ビールも堪能し全然苦ではありませんでした。
函館に到着してからはずっと食べてばかりでしたが、函館山からの夜景は必見ですね。
大満足の旅でした。
後半は実家に帰ったので、以前の職場へ遊びに。
ちょうどシャープニングのセミナーがあるとのことだったので私も混ぜてもらいました。
シャープニングとは何ぞや?とお思いの方もいることでしょう。
歯医者さんで受ける歯石とりを専門用語ではSC(スケーリング)·SRP(スケーリングルートプレーニング)と言います。
SRPが必要になるのは、主に中等度の歯周病になります。
中等度以上の歯周病では、歯肉の縁よりも下、つまり歯周ポケット内部に溜まったプラークが石灰化していることが多くあります。
歯根にプラークが付着すると、細菌の内毒素がセメント質に浸透して
『汚染セメント質』となります。
この汚染セメント質があると、歯石を取り除いても歯肉が歯根の表面にくっつかず、歯周ポケットが改善しにくい状態を生み出してしまいます。
ですので、歯石を取り除いた後はSRPで汚染セメント質を除去して歯肉の付着を促し、かつ歯根表面をツルツルと滑らかな状態にして、プラークが溜まりにくい状態にするのです。
そしてそれを行うために用いる器具は主に超音波スケーラーと手用スケーラーに分けられます。
手用スケーラーは使用していると段々と切れ味が悪くなり、歯石が取れにくくなります。
それを砥石を使って研ぐのがシャープニングという行為です。
包丁も切れなくなると砥石で研ぎますよね。それと全く同じです。
今回のセミナーは電動の器具を用いてシャープニングを行うというものでした。
電動シャープナーの存在は知っていたものの、今まで砥石を使って手でシャープニングをするのが一番良いと思っていました。
しかし侮るなかれ。
的確な角度に合わせるようラインがあり、あとはスイッチを押すだけ。
とっても楽に正しく研ぐことができるのです!!
プロの料理人が毎日包丁を研ぎ、お客様に料理を提供するのと同じように、歯科衛生士もこういった下準備をし患者さんへの治療をしております。