カスハラとは

みなさんこんにちは。

宇都宮市みろ歯科 清野です。
つい先日まで暑かったと思ったら、あっという間に朝晩の冷え込みが強くなりましたね。
秋を通り越して一気に冬が来たように感じます。
あまり秋らしいことはしませんでしたが、先日実家に帰った際に父の畑で芋掘りをさせてもらいました。
芋を傷つけないようにそっとスコップを入れ、紫色の皮が見えたときは歓喜の声を上げました。
いくつになっても楽しいものです。
そして、その芋は贅沢にも備長炭でゆっくりと焼き、焼き芋を楽しみました。
その待ち時間にミステリー小説を読むのが私の至福のひとときです。
10代で松本清張にハマり(渋い!)、そのあとはさまざまな作家さんを読みあさりましたが、やっぱり湊かなえさんは面白いです。
イヤミスの女王と言われるだけあり、最後に裏切られる展開がたまりません。
ここ最近は直木賞作家の米澤穂信作品が好きです。
読み切りの短編集も多くありますので秋の夜長に是非読んでみて下さい。
今回のブログテーマは『カスハラ』です。
先日、NHK の情報番組で取り上げていたのを面白く視聴しましたが、これは医療の場でもあてはまることだなと思い、テーマとしました。
カスハラとは、カスタマーハラスメントの略称で、顧客や取引先などから過剰な要求をされたり、商品やサービスに対して不当な言いがかりをつけられたりする迷惑行為を指します。
一見、クレームと似たような感じがしますが、カスハラは下図にあるような理不尽かつ度を越えた対応を求めたりすることを指します。
日本独自のおもてなし精神、昭和の人気歌手三波春夫さんの名文句『お客様は神様です』が、今やひとり歩きしてしまっているといいます。
本来、三波さんは歌う時に
神前に向かうような澄みきったまっさらな心でなければ完璧な藝をお客様に届けることができない。
そのためお客様を神様だと思って舞台に立っていたそうです。
それが今や意味が履き違えられ、
お客様=神 お金を払う人なのだから丁寧に扱い、徹底的に媚びなさいと間違った捉え方をしてしまっているといいます。
カスハラ対策でもっとも有効なのは
『お客様は神様です』
という言葉を今一度、ひとりひとりが正しく理解しサービス提供側の思いを感じ取ることです。
三波さんのオフィシャルサイトにもトップ画面にその本意が記載してあります。
みろ歯科ではクリーニングやメンテナンスに大体30分の時間を要します。
私はその中でお天気や最近の出来事などの会話をし、患者様にリラックスして治療に臨んでいただきたい思いからコミュニケーションを取るようにしています。
もし、治療内容や言葉の端々に不明点や疑問点があれば遠慮なくおっしゃって下さい。貴重なお時間を割いて、こちらまで出向いて下さるのですから私達もその30分を大事に患者様と向き合っていきたいと思っております。