舌の大切さ

みなさんこんにちは!
宇都宮みろ歯科、歯科衛生士の小針です。
最近は雨が突然降ることが増えたり寒かったり、夏日になりとても暑くなったりと天気や気温が不安定なので、体調管理が少し難しくなり崩しがちになりますが、頑張って乗り越えていきましょう! !!
さて今回は、
”舌の大切さ“についてお話しさせて頂きます。
《人の舌の役割》
舌の役割としては、(捕食・咀嚼・発話・呼吸)など多岐にわたっており、筋肉としてこれだけ多種多様に活用されてるものは見当たりません。
心筋は生命維持に必須ですが、血液を送り出す作用のみ、目の毛様体筋は水晶体を調節しピントを合わせる作用のみ、食べ物の出口にある肛門括約筋は排便をコントロールしていますが、肛門を締める作用のみです。舌の役割の多さが引き立ちます!
私たちにとって大切なこの舌も加齢とともにだんだんと衰えていきます。
舌の力を舌圧と言いますが、握力や脚力の衰えと相関し、舌圧低下は全身の筋力低下の存在を疑わせます。舌の力(舌圧)をしっかりと保っていく為の生活が大切です!
《「い」を発音して舌の力を上げる》
“あいうべ体操”をご存知でしょうか?
あいうべ体操で1番大切な音は何だと思いますか…?
実際に舌の動きを意識しながら自分でやってみて、どの音も大切で外したくないですが、私は、「べ」だと思いました。
しかし、「い」が1番大切という考えもあるそうです。
「い」の場合、発音する時に舌の位置が最高位になり、他の母音よりも喉頭に力を入れなければならないのと、声帯もしっかりと締まって振動するからだそうです。
「あい、あい」と声に出して、舌位置や顎の動きをに実感してみてください!
「い」では舌が上がることが分かるはずです。
「い」は、エネルギーを要する発音です。なので、消費するエネルギー減らす為に日常会話でも無意識に省略されてしまいがちです。
みなさんは普段このように話してはいないでしょうか?
• きれい→ きれー
•うまい→うまー
昔は、「母」は「papa」と発音していたそうで、だんだんと「haha」に変化したそうです。
理由は舌を動かす為のエネルギーが少なくてすむからです。
知らないうちに発音も省エネ化してしまっています。
日頃からきちんと発音すること、声を出すことも大切な舌のリハビリ、エクササイズになります!
なので、生活力を大きく支える“舌”を
面倒くさがらずにしっかりと発音をして、
大切にしていきましょう!!!