口内炎と口腔がんについて①

こんにちは!宇都宮みろ歯科、歯科助手の小堀です!

10月も下旬に入り朝晩の気温も下がってきましたね( ´›ω‹`)

日光などは紅葉がピークを迎えてるみたいです。私も以前紅葉の時期に日光のいろは坂に行ったことがあるのですが車の渋滞で中々進まず…ゆっくり紅葉を見られるのは良かったのですが、お手洗いが心配でソワソワしてたのを覚えてます(笑)

見頃を迎える所の観光地に行く際には 、感染対策はもちろん、服装にも気をつけながらこの秋を満喫してくださいね♬

今回は口内炎と口腔がんについてお話していきたいと思います!
皆さんお口の中に口内炎が出来たことはありますか?

ほとんどの方が経験あると思います。染みたりして食事が辛かったりと大変ですよね(´・ ・`)

中には口内炎だと思っていたものが、口腔がんだったということもあります。

最近ではタレントの堀ちえみさんの口腔がんをきっかけに注目が集まっています。

近年、欧米諸国では口腔がんの罹患率は減少してきています。

しかし、日本においては他臓器がんと同様に増加けいこうにあります。

口腔がんの好発年齢は50~60歳で、男女比が3:2で男性が多い疾患です。

口腔がんは、全がんのうち11~14番目の罹患率てす。

口腔がんには悪性黒色腫や骨肉腫に代表される肉腫も含まれますが、大半は口腔を覆う粘膜に発生するがん“口腔扁平上皮癌”です。

好発部位は舌で(全体の約60%)、次いで多いのが歯肉で約18%を占めます。

歯肉は直下に骨が存在し、早期から顎骨に浸潤するという特徴があります。

そのため、歯肉炎や歯周炎などの歯周疾患とまちがえられやすく、歯周治療や抜歯を行った後、治癒不全となり、がんとわかる場合もあります。
その見た目はさまざまで、進行した状態で病院を受診した患者さんのなかには、「いつもできる口内炎だと思って放置していた」「市販薬を塗ったら少し良くなってきたのでようすを見ていた」という方が少なからずいます。

症状を詳しく聞き、メインテナンス時などに早期発見し早期治療をすれば、ほぼQRLへの影響はありませんが、進行した場合の治療では構音障害、摂食嚥下障害など大きな影響が出てしまいます。口腔外にも手術創ができる場合もあります。

このように、お口の中のでき物は口内炎だけではなく、がんの可能性もあります。ご自身で口内炎と口腔がんの違いを見極めるのはとても難しいと思います。次回は口内炎と口腔がんの違いや、見分け方を伝えていきたいと思います!

少しでもお口の中で困ったこと悩んでいることがありました、お気軽に来院、ご相談してくださいね(^O^)