鼻呼吸をしよう!

こんにちは。宇都宮市みろ歯科、歯科衛生士の山元です。
もう6月も終わりですね。今年も半年が過ぎてしまいました。梅雨はどこに行ったの?と言うくらいとても暑い日が続いていますね。私はすでに体が辛いです。(笑)
電力やお金の節約も大切ですが、自分の体を守るためにエアコンなどを上手に使い栄養をとって、この暑さを乗り切りましょうね!
さて、今日は鼻呼吸についてお話したいと思います。
以前にも虫歯予防やお口の環境を整えるために「唾液が重要です」とお話しました。呼吸も唾液の分泌に深く関わっています。私たちは1日に約2万回呼吸しています。
みなさんは普段どこで呼吸をしていますか?
マスク生活やこの暑い気温のせいで口呼吸になっていませんか?
口呼吸をしていると乾いた空気が口の中を通るため、口の中が乾燥してしまい、安静時の唾液の分泌が不足してしまいます。以前にもお話しましたが、唾液は歯を守る万能薬です。唾液が不足すると、それだけで虫歯のリスクが高くなります。逆に鼻呼吸を心がけるだけで、虫歯予防なるのです。
無意識に口呼吸をしている状態を『隠れ口呼吸』と言います。
口呼吸をすると舌が下がった状態になります。
舌の表面が白っぽくなったり、両端がデコボコしたりしている場合は舌が下がっている疑いがあります。
舌の正常な位置は、上顎に舌がついている状態です。
その状態を意識する事で鼻呼吸に繋がります。
口呼吸だと、口の中が乾燥しやすく細菌が増殖しやすいです。反対に鼻呼吸は鼻腔内を通って空気が入る事で異物や病原菌を防御する事ができます。
舌を正しい位置にするために舌や舌を動かす筋肉を鍛えるのも効果的です!
筋肉を鍛える方法の一つに『あいうべ体操』がよく知られています。
舌を右回り、左回りに大きく動かしたり、真っ直ぐ前に出したりするだけでも舌や舌周りの筋肉を鍛えられます。
先程、鼻呼吸は鼻腔を通って空気が入るとお話しました。鼻腔には鼻粘膜があります。鼻粘膜には細菌やウイルスなどの病原菌をシャットアウトする機能が備わっているので感染症などの予防にも繋がります。
鼻粘膜からは、1日1〜2リットル以上の水分が分泌されていて、鼻呼吸することで鼻粘膜が異物をキャッチする力が強まります。
口呼吸だと鼻粘膜を通らないうえ、咽頭の粘膜が乾燥するので異物をブロックする力が弱くなってしまいます。
感染予防という意味でも鼻呼吸を心がけましょう!
マスク生活は緩和されつつありますが、まだまだ心配はあります。感染予防が日常化している今、出来る事を心がけていきたいですね。少しでも以前の生活に近づく日を願って、健康に元気に一緒に頑張っていきましょうね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。