洗口液の効果的な使用のタイミング

こんにちは。宇都宮市みろ歯科、歯科衛生士の高木です。
いよいよ10月に入りすっかり秋の陽気になりましたね!涼しくなって過ごしやすくなってくると自然の中にお出かけしたくなりますね♪
コロナ禍でなかなかお出かけできないと思いますが、ちょっとしたお散歩も気持ちが良いです表情にっこり
こちらの写真は先日行ってきた矢板のおしらじの滝です。エメラルドグリーンの幻の滝と言われています。
さて、私が1月からはじめたインビザライン。5月に1回目が終了し、見た目にはかなりキレイになったのですが噛み合わせがまだ完璧ではなかったので2回目追加しました。
先日、インビザラインの講習会でスキャンデータの比較を教わり、私の開始前と追加時のものを見てみたらかなり動いているのが動画で確認することができました表情にっこり
そして、追加してから半分が過ぎた今、ようやくきちんと噛めるようになってきました◎
話は本題には入りますが、最近は様々な種類の洗口液が売られています。
ブラッシング前に口に含んでぶくぶくしてから歯磨剤代わりに使用するものなどありますが、特にそのような決まりがない洗口液の場合の効果的な使用のタイミングはいつなのでしょうか?
今回出てくる「洗口液」はバイオフィルムの付着抑制や歯肉炎の予防効果を目的とするフッ化物の含まれない洗口液であるを前提とします。
昨今の予防歯科では「フッ化物入りの歯磨剤の使用」や、それを使用した後の「うがいは一回」と言われており、ブラッシング直後に洗口液を使うと、歯磨剤に含まれるフッ化物の効果を弱めてしまいます。
ではいつ洗口液を使えば良いのか。
ブラッシング1時間後?2時間後?
洗口液の臨床実験についての報告では特にタイミングまで規定した実験はないようです。
ただ、規定されているのは、
1日2回の洗口
量は〜20ml
洗口時間1分
でした。
以上のことからあくまでも洗口液をブラッシングの補助として用いるのであれば、あまり細かく考えすぎず、ブラッシング後の適当な時間に洗口するのが良いでしょう。
クロルヘキシジンでの研究ではありますが就寝前の洗口が効果的であるという報告も紹介します。
日中の洗口と比較して、就寝前の洗口の方が洗口後の唾液中の生菌数が少なく、その効果は12時間持続していたとされています。
この結果から、洗口液の味がそれほど気にならず、洗口後すみやかに寝ることができるのであれば、就寝前の洗口をお勧めします。