妊娠と歯科治療

こんにちは。栃木県宇都宮市のみろ歯科、歯科衛生士の磯部です。
ゴールデンウィークが終わりましたが、皆さま楽しくお過ごしでしたか?
昨年の今頃はコロナもあり、自粛自粛のゴールデンウィークでしたね。
今年は1年経ち、工夫して上手にお休みを楽しまれた方が多かったのではないでしょうか。
そして2月から悩まされていた花粉のピークも過ぎ、気持ちの良い陽気で毎日気持ちが上向きになっています。
春〜初夏にかけてが一番好きな季節です。お花もキレイですし、お出かけしやすい!
先日、鹿沼市の花木センターでキレイな花畑を見つけたのでUPしますね。
ルピナスという細長く咲くカラフルなお花が最高にキレイでした。
来年も咲くのかな?ぜひチェックしてみてくださいね。
さて今回は、妊娠と歯科治療についてお伝えしようと思います。
妊娠を控える女性だけでなく、男性にもぜひ知って頂きたい内容です。
実は、妊娠をきっかけに健康に対するモチベーションが高まる方が多く、生活習慣を改善する大きなチャンスでもあります。
妊婦さん自身のみならず、パートナーや周囲の家族に対しても当てはまります。
奥様や娘さんの妊娠をきっかけに禁煙に成功した、というお話を聞いたことがある方も少なくないのではないでしょうか?
喫煙は歯周病の進行にも関わりますし、とてもいい行動ですよね!
また、妊娠中に母親・父親はもちろん、周囲の家族が歯科治療を受けて、お口の中を良好に保つことは、お子さまへの虫歯予防の第一歩となります。
自分に合った歯磨きの仕方や、セルフケアの道具を知ることも大切ですね!
当院では、歯科衛生士が歯磨きについてお伝えする時間をしっかりとらせて頂いております。
妊娠期のマイナス1歳から、お子さまのお口の健康のためにぜひおすすめします。
実際に妊娠中は、いつ歯科に通院するのが適しているでしょうか。
原則的に、妊娠期間中に歯科治療を受けて悪い時期というものはありませんが、
妊娠初期はつわり等の体調変化があり、なかなか歯科へ足が向かないと思います。
虫歯治療やクリーニングなどを受けるのに、妊娠5〜7ヶ月の安定期が最も適していると言えるでしょう。
ご出産後は育児のペースを掴むのはもちろん、母親の体調回復もあるのでお体と相談しながらの来院になるでしょう。
当院は治療中の託児が可能ですので、治療はもちろんですが定期検診も子供連れだから…と気負わずご来院ください。
最後に、妊娠中に一番大変な歯磨きについて。
つわり中は歯ブラシを入れるだけでも苦しくなったり、いつもの歯磨き粉の味が受け入れられなくなったりしますね。
いくつか歯磨きのコツをお伝えします。
・無理せず体調の良い時間に歯磨きする
・無理に歯磨きをせずに、ぶくぶくうがいをする
・ながら磨きで、リラックスしながら磨く
・小さいヘッドの歯ブラシを使う
・喉に唾液が溜まらないように、顔を下に向けて磨く
・匂いや刺激の少ない歯磨き剤を使う
無理をせず、できる範囲で続けてみるというのもいい方法だと思います。
妊娠中はお口の中が粘つきやすく、菌が活発に動きやすくなりますので、つわりが落ち着いたらしっかり歯磨きができるとより安心ですね!
歯磨きについてご不安なことがあれば、いつでも歯科衛生士にお声掛けください。