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ミロ歯科公式ブログ
2020.7.16
むし歯の成り立ち
今回はむし歯の成り立ちについて説明していきます。※虫歯=う蝕(うしょく)と表記しています。
○はじめに
う蝕は多因子性疾患です。う蝕は歯面に存在するバイオフィルム中の口腔細菌が、食物中の発酵性炭水化物(糖類とデンプン)から酸を産生することによって引き起こされます。
もし酸が頻回に産生されれば、歯からミネラル(無機質)が失われ、その結果う窩(虫歯の穴)が形成されます。
このプロセスには通常何年もかかり、その人の食事、バイオフィルム中の微生物学的組成、歯、遺伝、唾液、フッ化物といったいういくつかの因子に左右されます。このように、ある人にう窩が発生するか否かは、長い時間の中でのこれらの因子の組み合わせによって決まります。
☆あなたが2年ぶりに歯科医院を受診して、2か所にむし歯が出来ていたとします。
今後さらに虫歯を作ってしまうでしょうか?→あなたの習慣が何一つ変わらないのなら答えはイエスです。。。
○う蝕が人類の中で大流行するまで…
う蝕は今日、もっとも人類に蔓延している疾患です。30億人以上の人が未治療のう蝕に苦しんでいます。世界的に、歯科治療の中心は修復処置(削って詰めたりかぶせたりすること)で、専門家の最重要課題として疾患の治療法や予防法が上がることはありません。
問題なのは、人類がこんなにもう蝕に罹患していること、う蝕治療が修復に焦点を置いていること、そしてこのような処置ではこの疾患を治癒できないことです。(削って詰めたりかぶせたりしたところからまた虫歯になる…など)
う蝕は石器時代から存在してはいましたが、当時はほとんどの人に認められませんでした。産業化と同時に精製糖が手に入るようになってから、人口のほとんどが罹患する問題になりました。現在では、世界中のほとんど全ての成人がう蝕を経験しており、最も有病率の高い疾患となってしまいました。この疾患が世界中で発症、進行した主な理由は、精製糖が利用できるようになったことにあります。
次回は虫歯のリスクファクターの糖や細菌、虫歯を作らないようにするフッ素や唾液の働きについて続きを書いていきます。

