ダイアグノデント(レーザー検査)

虫歯検査の結果について

ダイアグノデント土沢デンタルクリニックでは、患者様のご負担の軽くするために、虫歯の進行状態を数値で表すことのできる最新の虫歯診断器”ダイアグノデント”(ドイツ製)を使い、必要以上に歯を削らない、予防的な治療をおこなっています。

ダイアグノデントは、安全なレーザー光線を歯に照射して、その反射光を読みとることで、見た目にはわからない小さな虫歯やしずく状の虫歯を発見します。また、見つかった虫歯が、治療が必要かどうかも判定します。

ダイアグノデント(1)今までの検査方法
検査器具やレントゲン写真では、しずく状の虫歯(歯の表面は小さく、中で大きくなっている虫歯)は発見が困難でした。

(2)ダイアグノデントを使用した場合
ダイアグノデントから照射されたレーザー光線が、見た目やレントゲン写真ではわからない虫歯も発見します。

ダイアグノデント(3)ダイアグノデントは虫歯を数値で表示します
今までは、どんな虫歯でも治療をおこなっていましたが、予防歯科が発達した現在では、必ずしも全ての虫歯を治療する必要はなくなりました。ダイアノデントは、見つかった虫歯を数値で表示し、治療が必要かどうかも判定します。

ベルン大学(スイス)がおこなった調査ベルン大学(スイス)がおこなった調査では、歯科医師が歯の溝の小さな虫歯を正しく診断できたのは、肉眼での診査では全体のわずか57%、レントゲン写真を用いた診査でも65%でした。

ダイアグノデントを使用した場合は、90%に改善されたとのことです。

検査結果の解説

歯の種類  

永久歯  
1:1番前の歯(中切歯) 5:前から5番目の歯(第2小臼歯)
2:前から2番目の歯(側切歯) 6:前から6番目の歯(第1大臼歯、6歳臼歯)
3:前から3番目の歯(犬歯、八重歯) 7:前から7番目の歯(第2大臼歯)
4:前から4番目の歯(第1小臼歯) 8:前から8番目の歯(第3大臼歯、親知らず)
乳歯  
A:1番前の歯(乳中切歯) D:前から4番目の歯(第1乳臼歯)
B:前から2番目の歯(乳側切歯) E:前から5番目の歯(第2乳臼歯)
C:前から3番目の歯(乳犬歯)  

検査結果

0~14 虫歯ではない、あるいは進行性の虫歯ではないため、治療の必要はありません。
15~20 初期の虫歯ですが、自宅と歯科医院での予防処置により、元の状態に戻すことが可能です。
21~29 やや大きくなった虫歯です。虫歯リスク(虫歯のなりやすさ)に応じて歯科医院で治療、もしくは自宅と歯科医院で予防処置おこないます。
30~99 歯の内部(象牙質)まで虫歯になっています。治療の必要があります。

※乳歯や生えたての永久歯は、数値が高くても治療をおこなわないことがあります。

※虫歯は、お口の中の環境が悪いためにできます。虫歯がある場合は、今まで以上に歯を磨く、食生活に注意する、フッ素を利用する、歯石を取るなどの予防処置をおこなうようにしましょう。お口の中の環境を改善しない限り、初期の虫歯は進行してしまいます。また、虫歯の治療をおこなっても、再び虫歯ができてしまいます。