歯周病と糖尿病の関わり

みなさんこんにちは。

宇都宮市みろ歯科、歯科衛生士の益子です。

今年の冬は暖冬と言われていますが朝と夜は寒いですね。年も無事越したものの年始そうそうから石川県で地震がありましたね。とても怖かったですね。

小耳にしたのですが石川県は今まで地震で津波など災害が少ない県のため石川県に住んでいる方々は避難訓練など行ったことがないそうです。私は聞いた時ビックリしました!小学校でどの地域も必ず1回は経験しているのだと思っていたからです。私の友達が警察官で石川県の震災のお手伝いに行くことがあり、被災地のみなさんも友達も心配でした。みんなさんは石川県沖の地震は大丈夫でしたか?これからも予期せぬ出来事が怒るかもしれないのでそれに備えておきましょう。

ここで本題に入らせて頂きます。

みなさんの生活習慣はどうですか?

歯周病を合併症の1つとする糖尿病は、男性では5人に1人が疑われるほど頻発し、栄養状態に左右されます。

糖尿病は慢性高血糖が持続する病気ですが、放置すると様々の合併症が起こってきます。

このうち、網膜症、腎症(腎臓の病気)、神経症は3大合併症と言われています。このほか、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞、足壊死、最近ではがんや認知症も合併症ではないかと言われるようになりました。
歯周病も合併症に1つで、糖尿病があると歯周病の進行が増進されます。

そもそもなぜ歯周病と糖尿病が関係あるのか疑問に思いますよね。
歯周病も動脈硬化などと同様、糖尿病になると進行が早まり、また歯周病の治療が終了してメインテナンスに入っても再発をきたしやすくなると考えられています。糖尿病のコントロールの指標であるヘモグロビンA1c(HbA1c)がおおむね7%を超えるとそのリスクが高くなると考えられていますので、歯周病のリスク回避という観点からいうとHbA1cを7%以下ぬコントロールしておくことが重要になってきます。

一方、歯周病はお口の中に限定した感染症です。

従来、歯周病による炎症はお口の中にとどまっていると考えられていました。しかし、近年歯周病による炎症はほかのぞうきや組織に広がると考えられるようになりました。それをもっとも端的に表す事実が、重度の歯周病患者さんでは肝臓から生産される炎症マーカーが上昇し、歯周治療をすると低下することです。この肝臓由来マーカーはc反応性タンパク(CRP)と呼ばれています。
全身に日常的な炎症を引き起こすという意味では、肥満も歯周病も実は見たもの同士になります。

なのでみなさんも生活習慣に気をつけてくださいね。