「人命に関わる緊急事態」 と認識して下さい。
暑い戸外からクーラーの効いた室内や涼し
い木陰に避難し、同時に衣服を緩めて風通しを良くします。
冷たいタオルなどを使って、体を拭いたり首周りや脇の下を冷やしたり、うちわなどであおぎながら、体を冷やすように努めます。足を高くして寝かせるとよいでしょう。
水分や塩分の補給も行うべきですが、すでに「熱射病(日射病)」で意識を失っているような場合は、水を飲ませては気道に流れ込んでしまうため、かえって危険です。
もし吐いたりした場合は気道をつまらせないよう、横向きに静かに寝かせるようにします。
本人が意識障害を起こして自分で水が飲めないような場合には、救急車が到着するまでは体を冷やす応急措置を続けながら、一刻も早く病院・医療機関に運ぶことが大切です。
全国的に節電が要請される昨今ですが、熱中症の症状によっては人命に関わるので、まずは急いで涼しくて通気のよい環境に移すことを優先します。
当人に話しかけても返答が鈍くなっていたり、体がけいれんを起こしているときは緊急性が高いため、ためらわず救急車を呼ぶ必要があります。
特に自分の状態をうまく説明できない乳幼児や子供の場合、親が十分に気をつけて観察し、予防的にふるまうことが必要です。
なお、熱中症の症状から回復したつもりでも、体力が弱った状態のまま翌日からすぐに動き回ったり、周囲にあわせて無理をすると、再発のおそれもありますので過信はつつしむべきです。
「熱中症は、真夏日や猛暑日にだけ気をつける症状ではない」という、正しい認識が必要です。
熱中症は場合によっては「死に至る病」となることの恐ろしさを十分に認識し、その予防という観点からも、適切な水分補給と日頃の体調管理に努めたいものですね。
『全ては皆様の笑顔の為に』
2022年後半笑顔で元気にすごしましょう♪