熱中症と応急処置

こんにちは。みろ歯科、歯科衛生士の神永です。
土用の日も過ぎ、夏も中盤に差し掛かりましたが、まだまだ暑い日照りが続いてますが、皆様は夏バテしていないでしょうか?
昔から日本では季節の変わり目に、春なら『』夏なら『丑』秋なら『辰』冬は『未』のかしら文字を取った食べ物を食べて次の季節の準備に入りましょうと風習があります。
皆様もよく耳にするのが、夏バテ防止の土用の丑の日には鰻!じゃないでしょうか?
また、暑気払いをして、『麦類、麺、トマトやナス、胡瓜に西瓜』と夏野菜を食べて元気に過ごしましょう♪と習慣が昔からあるのをご存知でしょうか?
近年、夏になると『熱中症』と言う言葉を耳にするようになりましたね、今ではアラート警報まで発令する位、毎年熱中症で搬送される方は増えております。
コロナで、病院逼迫の中、熱中症で意識がない、持病や緊急を要する方が病院をたらい回しにされる事態も起きております。
熱中症を防ぐ為にもこまめに水分、塩分補給、屋内での、エアコン、扇風機で温度調整をし
高温時の外出はさけ、外出する際は帽子、日傘をさしての外出、小陰の休憩をし熱中症をふせぎましょう。
また、周りで気分を悪くされている方を発見しましたら、応急処置を施しましょう!

人命に関わる緊急事態」 と認識して下さい。

暑い戸外からクーラーの効いた室内や涼し

い木陰に避難し、同時に衣服を緩めて風通しを良くします。

冷たいタオルなどを使って、体を拭いたり首周りや脇の下を冷やしたり、うちわなどであおぎながら、体を冷やすように努めます。足を高くして寝かせるとよいでしょう。

水分や塩分の補給も行うべきですが、すでに「熱射病(日射病)」で意識を失っているような場合は、水を飲ませては気道に流れ込んでしまうため、かえって危険です。

もし吐いたりした場合は気道をつまらせないよう、横向きに静かに寝かせるようにします。

本人が意識障害を起こして自分で水が飲めないような場合には、救急車が到着するまでは体を冷やす応急措置を続けながら、一刻も早く病院・医療機関に運ぶことが大切です。

全国的に節電が要請される昨今ですが、熱中症の症状によっては人命に関わるので、まずは急いで涼しくて通気のよい環境に移すことを優先します。

当人に話しかけても返答が鈍くなっていたり、体がけいれんを起こしているときは緊急性が高いため、ためらわず救急車を呼ぶ必要があります。

特に自分の状態をうまく説明できない乳幼児や子供の場合、親が十分に気をつけて観察し、予防的にふるまうことが必要です。

なお、熱中症の症状から回復したつもりでも、体力が弱った状態のまま翌日からすぐに動き回ったり、周囲にあわせて無理をすると、再発のおそれもありますので過信はつつしむべきです。

熱中症は、真夏日や猛暑日にだけ気をつける症状ではない」という、正しい認識が必要です。

熱中症は場合によっては「死に至る病」となることの恐ろしさを十分に認識し、その予防という観点からも、適切な水分補給と日頃の体調管理に努めたいものですね。

『全ては皆様の笑顔の為に』

2022年後半笑顔で元気にすごしましょう♪