乳歯から永久歯への生え変わり時期

こんにちは。宇都宮市のみろ歯科 歯科衛生士の磯部です。

今日2月2日は立春ですね。さむーい季節から少しずつ春へ向かっていますが、まだまだ日中の寒さが続きます。しっかり食べて、しっかり休んで、体調を整えながらこの冬、このコロナ禍を過ごしたいですね。

我が家の子供の歯がかなりグラグラ揺れてきました。そろそろ抜けるかな?と思っていても、まだまだ抜けない乳歯。歯磨きのたびに、抜いてもいい?と聞いてみますが、いいよ!という返事はいつまで経っても返ってきません(笑)

乳歯の歯並びの顔立ちは、やっぱり子供らしいなぁと感じますね。赤ちゃんの頃からお顔の一部を作ってきた乳歯とさよならする時期が来ることを考えると、少し寂しいです。

さて、乳歯はいつごろ生えてきたか覚えていますか?我が家の子供は生後8ヶ月だったと記憶しています。

生え始めの時期はもちろん個人差がありますが、歯科衛生士の母としては、まだ出てこないなぁ、他の子は早いと4ヶ月で出てくるのになぁ…と不安になったものでした。

最新の調査結果では、乳歯の生え始めの時期が30年前の調査結果と比べると、早くなっていることがわかりました。また、乳歯の奥歯は生える時期が遅くなっていて、乳歯が生え揃うまでの期間が長くなっているとのことです。タケノコのようにあっという間に生えてしまえばいいのですが、さすがに人間の歯は時間がかかります(笑)

乳歯から永久歯への生え変わり時期、新たな永久歯が生える期間も長くなっているということです。生え替わり、生え途中の期間が長くなることで虫歯のなりやすさもリスクが高まります。特に6才臼歯と呼ばれる、乳歯の奥歯のさらに奥に出てくる永久歯は、パパママに注意していただきたい歯です。

歯肉の中から生えてくるのですが、一気に頭を出しません。一番背の高い部分が出てきて、徐々に全体は生えてきます。その生え途中は歯肉が歯を部分的に覆っていて、食べかすも留まりやすいですしプラーク(ばい菌の汚れ)も歯ブラシで除去しにくくなっています。

この状態の時に仕上げ磨きをしていないと、虫歯のリスクがぐんと上がります。6才臼歯が生える頃は年長さんや小学生になった頃で、自分のことは親が手伝わなくてもできるようになってくる時期ですので、仕上げ磨きから本人磨きのみにシフトされることをよく耳にします。ですが、お子さん自身はその歯が生えてきたことも、虫歯になりやすいことも知りません。パパママがお口の中をよく観察して頂き、また歯科で生え具合をみてもらい、適切な虫歯予防の歯磨きをして頂きたいと思っています。虫歯のないお口は、パパママからの最高のプレゼントですよ♪

当院ではお子様の定期検診や虫歯予防のフッ素塗布も行っております。虫歯になる前に、ぜひ虫歯予防でご来院ください。