歯科と妊娠後期~

こんにちは、みろ歯科技工士の新良です·͜·

最近は朝晩はめっきり寒くなってきましたね、夏が終わってしまったなーと少し寂しく思います。
金木犀の良い匂いがしてきて秋を感じられるようになりました。息子の出生記念樹を金木犀にしたのですが、すくすくと大きくなり良い香りを漂わせています(o^^o)
秋も楽しんで行きましょう!!
インビザライン途中経過についてです↓
私は追加の2回目が終わったところであります。
これで終了するか、追加するか…と悩むところではあったのですが、3回目の追加をしました。
見た目は変わらない微量な調整です。何回も追加できる所もインビザラインの良いところだと思います。
また次回も経過をお話しますね(^^♪
前回は妊娠中期までだったので今回は後期~お話しして行きます!
✿妊娠後期✿
妊娠8ヶ月から出産までを後期と言います。
この頃はかなりお腹が大きくなりこれまで以上に身体に負担がかかります。歯科治療においても体調(貧血、腰痛、お腹の張り)に注意して、こまめに休憩を取りながら進めます。母子の安全が最優先されるので、応急処置や無理のない治療法で進めることが多いです。
妊娠後期になると、母体のエネルギー配分が変化し、母体の脂肪から作られるブドウ糖が胎児に優先的に送られるため、ケーキやチョコレートなどの甘い食べ物を頻回に食べる傾向があります。一方、妊娠後期は女性ホルモンの分泌量がピークになる為、口腔衛生が不十分である場合は、歯肉の発赤、膨張がさらに著明になります。なのでう蝕ならびに妊娠性歯肉炎のリスクがさらに高まるため引き続き適正な口腔ケアが必要になってきます。
適切なブラッシング技術を習得していれば出産後の多忙な育児気においてもとても役立ちます(*^^)
✿出産後✿産褥期✿
妊娠、分娩によって変化した母体が再び非妊娠時の状態に戻るまでの期間を産褥期と呼び、分娩後6~8週間頃までのことを示します。産褥期には、妊娠中に通常の数100倍まで上昇した女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)が出産を機に急激に減少します。
このことによって、心身に様々な更年期の様な変調を来たします。
産褥期は分娩のストレスや創部痛による不眠など、身体的な疲労や神経の消耗が重なっているため、それらの回復を最優先とします。産褥期の歯科治療は稀と言われていますが著しい歯の痛みは別です。
出産後の授乳中の期間の鎮痛剤の服用に関しては、アセトアミノフェン(カロナール)か塩酸チアラミド(ソランタール)であれば、乳児に対する安全性も高く、妊娠中と同様に使用が可能です。カロナールの母乳への以降に関しては、服用1~2時間後をピークに、5~6時間後にはほぼ通常のレベルにまで低下することが確認されています。
不安な方は授乳をすませ、次の授乳まで4~5時間程度の時間を空ければまず問題が無いといわれます。
抗菌薬はセファム系かペニシリン系であれば安心して使うことが出来ます。
次回は赤ちゃんと母乳と歯科のお話が出来たらと思います。