歯の生え方、セルフケア

こんにちは。
みろ歯科 歯科衛生士の香取です。

7月に入りましたが、青空を忘れてしまいそうなほど長雨が続いておりますね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
気温の変化がある季節なのでくれぐれもお体にお気をつけてください。

休日にまたタピオカ巡りをしてきました。
今回のタピオカは〝EMMA〟というお店のタピオカです。
ほうじ茶ミルクティーとても美味しかったです。

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さて、本題に入ります。
お題は、、歯の生え方、セルフケアについてです。

〜歯の数え方〜
乳歯
生後4~6か月ごろから乳歯が生え始め、遅くとも3歳頃までに生え揃い、全部で20本になります。

永久歯
6歳頃から永久歯が生え始め、15歳頃までに永久歯に生え変わります。
永久歯は、親知らず4本を含めて全て生え揃うと32本になりますが、親知らずは生えなかったり、抜いてしまう場合もあるため、歯の本数は人により28本~32本となります。
※生えたての歯は弱く虫歯になりやすいのでしっかり毎日ケアはしましょう。
※乳歯も永久歯も生えるスピードは個人差があります。

不明な点がありましたらいつでもご相談ください。

〜セルフケア〜
・みがいても、みがけていない
家庭でできるセルフケアの代表といえば、歯ブラシによるブラッシングだと思います。ほとんどの人が1日2回以上みがいているのですが、みがき残しが多いのが現実です。ものを食べたらすぐに、歯垢のたまりやすいところを重点的に、丁寧に磨きましょう。

・歯ブラシは、こまめに交換を…
歯ブラシは古くなると機能が弱まり、同じ時間みがいていても、歯垢をしっかり落とせません。
歯ブラシの交換時期は、みがき方やみがく回数によりさまざまですが、少なくとも1ヶ月を目安に新しいものと交換したいもの。毎月1日とか10日を、交換日と決めておくのもいい方法では…。

・口の状態によって最適な歯ブラシは違います!

歯ブラシには、長さ、大きさ、毛先の形状や硬さなど、さまざまな種類のものがあります。
口や手の大きさ、歯並びなどの口の状態、歯間や歯肉の状況に合わせて最適なものを選びましょう。
歯科健診の際にブラッシング指導を受ければ、自分に合った歯ブラシ選びやみがき方について適切なアドバイスをします!!
もし、不明な点や、え、、自分にはどの歯ブラシが合ってるの?と思っている方は衛生士にお声掛けください。

・電動歯ブラシは、特にこんな方に有効!!
最近は電動歯ブラシも普及してきました。
よりていねいにきれいにみがきたい人、利き手の関係で左右のみがき方に差がでてしまう人、手がすぐに疲れるお子さん、手先が不自由になった高齢者などに特に有効です。
なお、電動歯ブラシ用の液体歯みがき剤を使うと、より効果が上がります。

・液体歯みがきはブラッシングの前、それとも後?
液体歯みがきは、ブラッシングの前に使用いたします。
液体歯みがきは練歯みがきと異なり、液体なのでお口の隅々まで広がる効果があります。
ただし、清掃剤(研磨剤)が入っていないので、歯の着色がみられる場合は、清掃剤(研磨剤)入り歯みがきを使用したほうがよいでしょう。

・歯間清掃用具の併用で歯垢の除去率をアップ!
歯ブラシと歯みがき剤を使って、熟練者がていねいにブラッシングしても、歯垢の除去には限界があります。
その理由は、歯と歯が接している面、歯と歯ぐきの境目、奥歯の噛み合う面にある溝の部分などには、毛先が届きにくいからです。
そこでおすすめしたいのが歯間清掃用具の併用。ブラッシングに加えて、フロスや歯間ブラシを使えば、お口の中の歯垢のほとんどを除去することができます。

・フロスや歯間ブラシ、その他にもいろいろ
フロスは糸の一種で、両手の指先に巻き、歯と歯の間をノコギリを引く要領でゆっくり前後させます。
歯間ブラシは、歯と歯の間の広い方や部分入れ歯あるいはブリッジをされている方に特に最適。歯肉のマッサージ効果もあります。

・最近、噛まなくなったと思いませんか
卑弥呼の時代の食事と現代の食事を比べてみると、噛む量が約1/6、所要時間で1/5。
昭和10年と比べてさえ、噛む量は60%も減って、食べる時間は半減しています。

・歯ごたえのある食事やガムを習慣に…
最近のメニューは、噛まなくてよいやわらかいものばかりが好まれる傾向にあります。
しかし、よく噛むことは全身にさまざまな効用をもたらします。
噛みごたえのある食材を活用し、調理方法にも工夫をこらしたいもの。
食事以外にはガムも噛むなど、普段から噛む習慣を身につけましょう。

〜ケア用品の選び方〜
・歯ブラシ
歯ブラシは実にたくさんの種類が市販されています。
年齢や、歯、お口の状態に合ったものを選ぶようにしましょう。
乳歯期用、仕上げみがき用、子供用、大人用、歯、お口のサイズに合わせ、持ちやすいグリップ、歯ぐきを傷つけないための毛の種類を選んでください。

→使い方
①当て方 毛先を歯面(歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目)にきちんと当てる。
②磨く力 150~200gの軽い力(毛先が広がらない程度)でみがく。
③動かし方 小刻みに動かす(5~10㎜を目安に1~2歯ずつみがく)。
④毛先の使い方は歯の形に合わせて 歯の面にしっかり当てるために、歯ブラシの「つま先、わき、かかと」を使い分ける。
⑤磨くポイント 歯の裏側、表側、噛み合わせ面と、分けてみがきましょう。
⑥磨き残しが多いところ 奥歯の噛み合わせ面、歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目。
⑦歯ブラシの取り換え時期 毛先が開くと、どうしてもみがき残しが出てしまいます。1ヶ月に1本を目安に取り替えましょう。

※注意点※
縦や横に強い力でみがくと、毛先が開いてしまい、きれいにみがけません。
また歯ぐきを傷つける場合があります。

・デンタルフロス
デンタルフロスは弾力性のある細い繊維の束です。
歯ブラシの毛先が届きにくい歯と歯の間に付着した歯垢をかき出します。

→使い方
①左右の中指にフロスを巻きつけ、人差し指と親指で持ちます。
②フロスを歯面に沿わせながら、ゆっくりと歯と歯の間に入れ、歯面に沿うように上下に動かします。
③次の歯と歯の間は、使用した部分をずらし、新しい部分で繰り返し清掃します。
④最後にお口をよくすすぎましょう。

※注意点※
①鏡を見ながら歯ぐきを傷つけないようにゆっくり挿入しましょう。
②小さなお子さんの場合は、保護者の方がしてあげましょう。
③糸がひっかかったりする場合は、歯と歯の間にむし歯がある恐れがあります。歯科医院で相談しましょう。

・歯間ブラシ
すき間のある歯と歯の間を効果的に清掃します。
I型やL型など、さまざまなタイプがあります。スキ間に合わせ、自分に合ったものを選びましょう。

→使い方
①歯間の大きさに合わせてサイズを選びます。
歯肉に沿わせて入れ、前後に動かします。
入れるときは歯肉を傷つけないよう注意しましょう。
②歯と歯の間にブラシ部分を直角に挿入します。
歯ぐきを傷つけないように2~3回前後に動かします。
③奥歯は外側からも、内側からも挿入して使いましょう。
④取り出す時は、ゆっくり抜き取ります。
⑤使用後は、流水ですすぎ洗いしてください。
⑥専用の歯みがき剤を使うと、いっそう効果的です。

※注意点※
毛が乱れたり、短くなったら、取り替えましょう。
挿入時に過度な力を加えると歯間ブラシの根元の部分が折れることがありますから注意しましょう。

・電動歯ブラシ
歯ブラシ自体が振動して、短時間で効率的に歯垢を除去できるのが電動歯ブラシです。
音波歯ブラシ、超音波歯ブラシ、イオン式音波歯ブラシなど、いろんなタイプがあります。

→使い方
①歯みがき剤は、みがきながら少量ずつつけるのがコツです。
②歯の1本ずつを毛先で包み込むようにして、歯と歯ぐきの境目に数秒間軽く当てる。
③歯並びがデコボコしているところは、毛先を歯と歯の間の部分に
④奥歯の後ろは、毛先で包み込むように当てて、左右に動かします。
⑤前歯の裏側は、歯ブラシを縦に当てる。

などセルフケアは個人の口腔内によって人それぞれです。
自分はどのような清掃器具を使えばいいか?などわからないことがあれば衛生士にご気軽にお声掛けください。
喜んでアドバイス、サポートさせていただきます^_^♪