位相差顕微鏡

むし歯や歯周病は生活習慣病であると同時に細菌が引き起こす感染症です。
当院では3800倍の倍率の位相差顕微鏡を使用して、実際に患者様のお口の中の歯垢を採取し、その場で活発に動く各種の口腔内細菌を見ていただいております。
口腔内には常在菌もいるので細菌をゼロにすることは不可能ですが、各種細菌の中から虫歯や歯周病に関わる菌を減らして、低い細菌レベルにコントロールする事は可能です。
当院の予防担当の歯科衛生士が、患者様のプラークコントロールのお手伝いを致します。
■位相差顕微鏡による歯周病検査
顕微鏡検査では歯周病菌やむし歯菌がほとんどの方に見られます。われわれは患者さんのお口の中の汚れをほんの少し採取し、それを顕微鏡で観察します。
顕微鏡で見ることで、今現在の菌の状態を確認することができ歯周病になりやすいかどうか、今はどういう状態なのか、これからどういう状態なのか、これからどういう状態になっていくのかがわかってきます。
さらに映し出された動画像を拡大表示する機能を用いる事で、治療効果のよりわかりやすい説明を聞く事が可能です。
当院は、歯周病治療に位相差顕微鏡を使い効果的に行っております。
位相差顕微鏡とは、鮮明画像で生きたままの口腔内の細菌を、患者さん自身が観察できるものです。また、パソコンに取り込むことによって口腔内映像や写真を、患者さんに説明することが出来、これによってしっかりとしたインフォームドコンセント(患者さんへの説明と同意を得る事)を円滑にし、共に理解を深める事が出来るのです。
生きたままの口腔内細菌観察が行えるので、患者さんは鮮明な画像を見ながらしっかりとした説明を受けることが出来、ご自身の口腔歯周病治療・予防に、しっかりとした処置をとっていくことができると思います。
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『口の中には細菌がいっぱい!』頭では分かっていても、実際に目にするとかなりの衝撃です!