唾液のお話です

こんにちは。宇都宮市みろ歯科技工士の新良です。

最近徐々にですが暖かく感じられる日がみられて嬉しく思う今日この頃です。
それに比べて花粉の量も多いと聞くたびに今年もかーと肩を落とします…
先日、3年ぶりくらいにディズニーランドへ行きました!いつ行っても夢の国は良いものですよね。
念願の美女と野獣に行けてルンルンでした♪
唾液のお話です。
唾液は3つの唾液腺から分泌されます。
耳下腺はサラサラ唾液、舌下腺はネバネバ唾液、顎下腺はネバネバとサラサラの両方を分泌します。
サラサラ唾液は水分が多い唾液であるため、消化の促進を促したり、細菌や食べ物を洗い流したり食べ物を胃腸に運んだりします。
ネバネバ唾液はタンパク成分が多い唾液である為私たちの体を守るためにさめざまなはたらきをします。
大唾液腺は刺激に反応して大量に唾液を分泌します。
これを刺激唾液といい、特に食事時の咀嚼による刺激は刺激唾液の分泌を増大させます。
食事中の刺激がなくても自然に流れ出る唾液もあり、それを安静時唾液と言います。
口腔粘膜ひは無数の小唾液腺があり、唾液を生産しています!
歯肉には小唾液腺はないそうです。
食事中に食べ物が歯肉にあたる事で唾液腺の開口部が詰まる危険性があるためだそうです。
唾液の出口は水の吹き出し口と同じで洗浄作用が強いところです。
唾液がが大量に流れるので虫歯になりにくいのです。
唾液は多い方がいいと言われています。
硬いお煎餅を噛み砕き、咀嚼しても問題ないのは唾液の水分で粘膜が濡れているからで、パサパサのクッキーは唾液中の水分がクッキーを泥状にしてまとめ、飲み込みやすくしてくれています。
私達が知らない合間にも唾液は働いていてくれていますね。
★ガムを噛んで唾液の量を増やす★
ガムは比較的容易に唾液をふやすことができます。ガムを噛むと咀嚼回数が増えるので唾液の分泌量も増加します。お食事の時以外はガムによってお口の中の洗浄をするというイメージです。
もちろん、虫歯の原因にならないガムが大切になってきます。発酵性炭水化物である砂糖が未使用であることは必須です。甘味は唾液の分泌を誘発しますが、甘味は細菌の栄養にならない糖アルコール100%のものがよいです。1%でも砂糖があると99%糖アルコールでも虫歯になってしまいます。キリシトールが入っているというだけではなく、すべての糖がう蝕にならない糖であることが重要です。甘味がなくても噛むという刺激だけでも唾液は出るので、おやつかわりにも眠気防止にもよいです。