電動歯ブラシを使い方こなす、Part1

みなさんこんにちは。宇都宮市みろ歯科、歯科衛生士の新藤です。去年の9月から新しく入社致しました。まだ少し不慣れな所があると思いますが、皆様のお口とお体の健康維持の為、お手伝い出来ますよう精一杯頑張らせて頂きます。

またまだ寒さが続き、大変ですが皆様もお身体にはお気をつけ下さい。
 
さて、早速ですが今回は電動歯ブラシについてお話をしていこうと思います!
 
まず、皆様は電動歯ブラシと聞くとどのようなイメージが有るでしょうか?汚れが取れやすい、もしくは取れない、使い方が難しい、などと沢山ありますが、2022年8月に複数の歯科医院で224名の患者様にアンケートを取った結果があります。
結果は以下の通りです。
 
〈汚れの落ち方〉
汚れがよく取れる   …19%
汚れがやや取れる   …31%
普通                     …35%
汚れがやや取れない…13%
汚れが取れない      …2%
 
〈使いやすさ〉
操作が簡単         …27%
やや簡単            …23%
普通                  …33%
操作がやや難しい…10%
操作が難しい      …7%
 
こう見ると半数が汚れの落としやすさや使いやふさに普通やいまいちと感じています。「汚れがよく取れそう」「使い方が簡単そう」と期待して購入したにもかかわらず、使いこなせずにしばらくすると放置されてしまっているかも知れません。なので1番大切なのは使いこなせるよう、歯科医院へお尋ねするのが良いでしょう!
○電動歯ブラシの動き方
まず確認するのは、電動歯ブラシのヘッド(替えブラシ)の所の動きです。大きく2つの方法があります。
①反復回転
②直線的な音波振動
ですが、この2つ両方とも歯垢の落とす効率ら振動数と振動の振り幅の組み合わせによって異なり、どちらか一方が大きくなっても除去率が高くなるわけではありません。本来の力を発揮させるためには、ブラシヘッドの振動方向と同一の向きに歯ブラシを動かさないようにします。
これは特に②の直接的な音波振動に歯ブラシの手磨きのように動かすと、設定されま最適の振動数に変化して毛先がしっかりと落としたいところに当たらないと考えられているためです。
また①の反復回転の場合、ブラシヘッドは円形です。通常の手磨きでの歯ブラシのヘッドは楕円形もしくは長方形のため、円形のブラシは慣れるまで扱いにくく、歯に適切に当てられず歯茎を傷つけたり力のコントロールが難しいと考えられてます。そのため、歯の向きや歯茎の形によって当たりすぎないように注意が必要です。

その歯ブラシの形態、大きさ、植毛に関しては以下の写真を参考にしてみて下さい。

本日ここまでです!またこの次、お話して行けると幸いです。お口の中の健康を目指して、頑張っていきましょう!