歯科医院で行う歯面清掃(PMTC)について

こんにちは。宇都宮市みろ歯科の歯科衛生士、岸本です。

最近まためっきり寒くなりましたね。

体調崩されていませんか?

私は寒さに弱いのですが、今年からスポーツを始めて体を動かしています

それはゴルフとランニングです!

ランニングは最近始めましたが、少し走るだけで気持ちもいいし汗もかくのでかなり楽しんでいます。

ゴルフは本格的にレッスンも習っていますが、球技が得意ではないので?上達が遅めです(T_T)

一見ゴルフはあまり疲れなそうに見えますよね?でも実はゴルフは手だけではなくて身体全体を使って行うスポーツなので、打ちっ放しでもかなり身体はあったかくなります。

今は練習あるのみなのでひたすらに頑張っていますが、早くもっと楽しくコースを回れるようになりたいです♩

さて、今日はPMTCについて説明していきます。

クリーニングの時に行ってる歯をブラシで磨くことはPMTCと言われています。

なんのために行っているのでしょう?

それは結論から言うと、患者さんと二人三脚でプラークが付着しにくい口腔内を維持できるようにすることです。

では二人三脚とは?

PMTCはプロが行うセルフケア(歯磨きのプロが行う歯面清掃)ではなく、患者さんがセルフケア、歯科衛生士がプロフェッショナルケアというふうに役割分担をし、リスク面に歯科衛生士がアプローチをすることです。つまりらPMTCとセルフケアを組み合わせることで二人三脚でプラークが付着しにくい口腔内を維持できるのです。

○PMTCは汚れを除去するだけでなく、バイオフィルムにもアプローチできる!

PMTCの大きな目的は、汚れや着色を除去し歯面をただ磨くのではなく、バイオフィルムと呼ばれる細菌の膜を破壊し、剥がし落とすことです。

バイオフィルムはたとえるなら排水溝のヌメリのようなものでする。排水溝のヌメリがこすらなければ落ちないように、歯に棲みついたバイオフィルムは歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどでしか取れません。歯ブラシなどが届かないところのバイオフィルムを落とすのがPMTCです。

細菌の塊は「プラーク」と言われますが、バイオフィルムは違います。細菌の安定した住処です。バイオフィルムの中では細菌たちがお互いにコミュニケーションを取り合い、自分たちにとって安定した環境を作っているのです。

排水溝のヌメリは流水だけでは取ることができず、ブラシやスポンジなどでこすらないといけないことは想像できると思います。それと同様に、歯に棲みついたバイオフィルムは歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどでしか取れません。ですがそれは歯ぐきよりより上の話です。歯ぐきよりも下の部分は歯ブラシなどが行き届かず、患者さんだけでは取りきれないため、縁の下の力持ちというように、私たち歯科衛生士のプロフェッショナルケアによる細菌叢の除去が必須です。

歯ぐきの上は患者さんが、歯ぐきの下は私たち歯科衛生士が、というふうに役割分担をして徹底的に綺麗にしましょう。