睡眠の時のクセと頬杖

みなさんこんにちは。

宇都宮のみろ歯科、歯科助手の春山です。

最近ぐんと寒くなってきましたね、風邪などお気をつけください!

今回は子どもの歯並びをゆがませる姿勢のクセについてお話しをします。

最近よく、「お子様の歯並びが気になる」「歯がここに生えてきてるけど大丈夫かな」とご来院される方が多くなってきました。

小さい頃に歯並びの矯正をしたほうがいいとよく聞きますが、その理由はお子様のほうが歯が動きやすいと言われているからです。

逆に、歯並びが変わりやすいうちに気がつかずについてしまっているクセ、、、

これが歯並びを変えてしまうこともあるんです!

歯は実はかなり弱い力でも動きます。

顎などに50gの力が1時間加われば、骨の形が変わったり、歯が動いたりすることがあります。

いろいろなクセについて少し考えてみましょう。

眠る時や、テレビを見ている時、勉強をしている時など、その時についやってしまっている姿勢がありませんか?

今回は睡眠の時のクセと頬杖について詳しくお話しします。

 

 

・うつぶせ寝

うつぶせ寝をしていると、枕の当たっている歯列が直線状に押し込まれます。

アーチを描いた歯列ではなく、複数の歯が真っ直ぐになるイメージです。

・横向き寝

横向き寝をしていると、枕の当たっている歯列が下側に入り込んできます。

顔と枕の間に手や腕を挟む横向き寝の場合、挟まれた手や腕の形を写し出すように歯列が内側に倒れていきます。

枕が歯列に当たっていなければ、横向き寝をしても問題はないと言われています。

・頬杖

手で頬杖をしていると、手が当たっている部分の歯が舌側に入り込みます。歯列が内側にV字型に傾いてきます。

左手で頬杖をしていると、左の口腔内に同じような歪みが起こります。

このように、クセによって歯並びは大きく変わってくるのです。

歯並びの変化に気がついたら、まずはつい行ってしまうクセについて考えてみてください。

寝る時の姿勢、読書をする時の姿勢、家でリラックスしている時の姿勢、電車や車に乗っている時の姿勢、爪を噛むクセが今や以前にあったかどうか、唇を吸引するクセや食いしばりがないか、など、無意識に行なっていることに対して、少し注意深く見てみてください。

そして、もしかしたらこれが原因?と思うことがあれば、ぜひ改善に努めていければと思います。

クセは無意識に出ているところなので、なかなか気がつくことは難しいと思います。

なので、改善することは大変ですが、今のために、将来のために、ぜひ少しずつでも改善していけたらいいなと思います。

歯列が変わってくると、噛み合わせや見た目も大きく変わってきます。

今は歯科矯正も、透明で目立たないマウスピースのものがあります。

お子様の歯並びも、生え変わりの時期で自然に改善されるものもあります。

曲りや歪みに気づいた時は、些細なことでも大丈夫なので、ぜひ相談してください。