みろ歯科ブログ

2019/05/15:動物の歯について

みなさんこんにちは。
宇都宮市みろ歯科医院歯科衛生士の佐藤です。

今回は動物の歯についてお話しします。

ーイヌー
イヌはもともと肉食なので,異形歯性の歯の特徴がよくでています。
上あごは切歯3,犬歯1,前臼歯4,後臼歯2,下あごは切歯3,犬歯1,前臼歯4,後臼歯3で,左右あわせると合計42本の歯をもっています。
イヌはいろいろ改良されているので,歯の数が足りないイヌもよく見かけます。
イヌは歯周病になりやすいですが,むし歯にはならないと言われています。

ーネコー
ネコは肉食動物ですがイヌよりも歯が少なくて,上あごは切歯3,犬歯1,前臼歯3,後臼歯1,下あごは切歯3,犬歯1,前臼歯2,後臼歯1,合計30本です。
トラやライオンもネコ科の動物なので同じ歯を持っています。

ーウシー
ウシは草を食べるので,臼歯は上からみると,三日月がいくつも重なったシワシワな感じがします。
上あごは切歯も犬歯もなくて前臼歯と後臼歯がそれぞれ3本ずつあります。
切歯がないので,歯ぐきが硬く歯床板いわれる状態になっていて歯の役目をはたしています。
下あごは切歯3,犬歯1,前臼歯3,後臼歯3ですが,犬歯は切歯とおなじシャベル状をしているので,切歯が4本あるようにみえます。
草をすりつぶして食べると歯がすり減るので,上あごも下あごも臼歯は年とるまでのび続けるそうです。
ヤギやキリンも同じです。

ーウマー
ウマは上あごも下あごも,右も左も,切歯3,犬歯1,前臼歯3,後臼歯3で,合計40本です。
犬歯はオスにはありますが、メスでは通常生えてきません。
また,上あごの臼歯の前に余分な歯が生えることがあり,オオカミでもないのに狼歯と呼ばれます。
ウマも臼歯はウシと同じで,高冠歯型といって長期間にわたってのび続けます。

ーウサギー
ウサギの歯は,左右の上あごに切歯2,犬歯0,前臼歯3,後臼歯3,下あごに切歯1,犬歯0,前臼歯2,後臼歯3の合計28本が生えています。
切歯も臼歯も一生伸び続けます(常生歯)。
伸び続ける歯は常生歯と呼ばれます。

ーゾウー
ゾウでは,上あごに左右1本ずつ長い切歯をもっています。
一般に「キバ」と言われているもので,生涯成長しつづけます。
臼歯は乳歯3本と永久歯3本の計6本が順番に「生えては抜ける」を一生のあいだに6回くり返します。
ですから,2本のキバと上下左右のあごに1本ずつの臼歯がいつも生えていることになります。

ーネズミー
げっ歯類のなかまであるラットやマウスの歯は,上あご,下あご共に切歯1,犬歯・前臼歯0,後臼歯3の合計16本で,一度生えると生え変わることはありません。
臼歯は生えた時のままですが,切歯は一生伸び続けます(常生歯)。
3~4日で1mmくらい伸びます。
なのでいつも何かをかじって伸びすぎを防いでいます。
ハムスターも同類です。

ーサルー
オランウータンやチンパンジーの歯はヒトとほとんど同じです。
歯の数は切歯2,犬歯1,小臼歯3,大臼歯3です。
でもヒトのほうが少し進んでいて,第3大臼歯が退化してしまって生えてこない人もいます。

このように動物はそれぞれ異なる生え方をしてます。面白いですね。

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