みろ歯科ブログ

2019/03/27:スウェーデン

みなさんこんにちは。
宇都宮市みろ歯科医院歯科衛生士の佐藤です。

今回は虫歯や歯周病が少ないスウェーデンについてお話しします。

日本ではあまり知られていませんが、スウェーデンは虫歯や歯周病が少ない予防歯科の先進国です。
日本の虫歯の本数の割合は9.5本、歯周病は80パーセント罹患してるのに対してスウェーデンは3.6本の20パーセントでなんと、虫歯は日本の半分以下です。
歯周病にいたっては、日本の1/4以下しかありません。

どうしてスウェーデンは、虫歯や歯周病を減らすことができたのでしょうか。
その背景にはPMTCの普及があると言われています。
PMTCとは、プロが専門の機械を使い、高度なスキルであなたの歯についた汚れを完全にきれいにする治療法で歯に付いた汚れを歯科衛生士が完全にキレイにすることで定期検診の中で行います。
PMTCは虫歯や歯周病になりにくくなるのです。

現在スウェーデンでは、このPMTCを子供でほぼ100%、大人でも80%の人が定期的に受けています。
国民の大半がPMTCを定期的に受けるようになったので、虫歯や歯周病を減らすことができたというわけなのです。

入れ歯になる原因は、虫歯や歯周病を悪化させた結果、歯を失ってしまうことです。
したがって、虫歯や歯周病にならない、もしなったとしてもそれ以上悪化させないことが、入れ歯にならない秘訣なのです。
一方、スウェーデンでは、入れ歯のお世話になっている人が、日本ほど多くありません。
それは虫歯や歯周病が減った結果、入れ歯になる人も減ったからです。
このことから、スウェーデンのように定期的にPMTCを受ければ、虫歯や歯周病にならずに済むため、結果的に入れ歯にお世話になることもなくなるというわけなのです。

そもそも、虫歯、歯周病予防に対する意識の差はどうなのでしょうか?
スウェーデンでは小さいころから「歯の疾患は予防するもの」と教えられているので、虫歯、歯周病予防は必要だと思っている国民の割合は非常に高いです。
一方日本ではまだまだ対症療法が主流なので、虫歯、歯周病予防が必要だと答える人の割合はそこまで高くないです。
また、日本では使用している人があまり多くない洗口剤やデンタルフロスといったオーラルケア用品の利用がスウェーデンでは盛んです。
スウェーデンにおいては、「ブラッシングに加えてデンタルフロス、洗口剤は当然使うべき」という考え方の人が多いようです。
一方日本では、「歯のケアは丁寧なブラッシングだけで充分」と考えている人が多いようです。
普段の口腔ケアが歯ブラシだけだと予防はできていません。
歯ブラシではとれない歯間にも細菌がたくさんいるので歯ブラシとデンタルフロスを使うことがとても大事です。
定期検診だけでは大事な歯を守れません。普段のセルフケアもちきんと行うことで歯を健康に保つことができます。

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