みろ歯科ブログ

2018/11/28:妊娠中はなぜ虫歯や歯周病になりやすいか~その2~

こんにちは。
宇都宮市みろ歯科、受付の福永です。

すっかり寒くなりましたね。
先日、主人と日光に安産祈願にいってきました。
初めて日光の神社の中まで入ったのですが、中の部屋の様子もお庭も本当に素晴らしく、感動しました。
また市で行っている両親学級にも参加してきました。
お母さんが幸せな気持ちでいることが赤ちゃんにとってもいいことみたいです。
私も主人もとても勉強になりました。

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前回、「妊娠中はなぜ虫歯や歯周病になりやすいか。」についてお話ししました。

妊娠時に見られやすい歯やお口の状態として、
・歯肉に腫れがある
・冷たいものや熱いものがしみる
・歯や歯肉に痛みがある
・唾液が粘っこい気がする
・気分が悪く、歯磨きができない
・食事回数が増えて、歯垢がたまりやすく感じる
といったものがありました。
対策として、
・妊娠中は食生活や口腔ケアの問題から虫歯や歯肉炎にかかりやすいことを伝えて、普段以上に気を付けてもらうことが大切です。
・食事や間食の回数が増すので、食事の歯磨きやうがいをこまめに行うようにしましょう
・つわりの時にはできるだけ気分の良い時に歯磨きを行い、磨けないときにはぶくぶくうがいをしましょう。この時ヘッドの小さい歯ブラシを使うとよいでしょう。
・糖分の多い飲食物や酸性食品をだらだら食べることは控えましょう。
妊娠中は虫歯や歯周病になりやすくなっているうえに、なかなか自分では初期症状に気がつかないものです。
歯の治療の中には期間がかかるものもあります。
また、妊娠期の体調変化やお母さんの体と生まれてくる赤ちゃんへの影響や精神的な負担を考えると、妊娠時や出産後の授乳、育児の期間に歯科治療を受けなくて済むように事前に検診や治療をうけるとよいでしょう。
妊娠中の場合は、つわりがおさまる4~5か月ごろに歯科検診を受けて、比較的体調の安定した妊娠中期に必要な歯科治療を済ませたいものです。
受診時には必ず医師に妊娠中であることを伝え、できるだけ楽な姿勢で治療を受け、体調や気分が悪くなったときは、遠慮なく申し出ましょう。
また麻酔やレントゲン、薬などはその医院の指示に従いましょう。

次に赤ちゃんの歯についてです。
子供の歯が生え始めるのは生後6~8か月ごろですが、歯のもとになる芽(歯胚)ができ始めるのは妊娠7~10週ごろです。
妊娠4~5か月ごろからは、この歯の芽にカルシウムやリンがくっついて少しずつ硬い組織になり、歯の形を作っていきます。
一部の永久歯の芽妊娠期から作られ始めます。

歯の発育に必要な栄養は、歯を硬くするカルシウムやリンばかりでなく、歯胚の形成に役立つ良質のたんぱく質、カルシウムの代謝を助けるビタミンD、Eや歯質の基礎を作るビタミンA、Cなど様々です。
赤ちゃんの丈夫な歯を作るためにも、バランスのとれた食事を心がけるようにしましょう。

健康な状態でも、お口の中にはたくさんの細菌がいます。
虫歯菌の代表的なものは「ミュータンス菌」でこの菌は歯の表面に付着して増える性質を持っています。
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはミュータンス菌はいませんが、やがて周囲の人のお口の中にいたミュータンス菌が唾液を介して、赤ちゃんのお口の中に入ってきます。
それでも歯が生えないうちはミュータンス菌が住み着くことはありません。
乳歯が生えてきて、糖分を含む食べ物をとるようになると、ミュータンス菌が住み着きやすくなります。
授乳や食事のあとは、ガーゼや歯ブラシで歯をきれいにしましょう。

昔は「一子を得ると一歯を失う」といわれたこともあります。
今でも、「妊娠すると歯周病になりやすい」とか「出産すると歯が悪くなる」という話をききます。
確かに、妊娠によって虫歯や歯周病のリスクは高くなりますが、適切なお口のケアによって予防することも可能です。
妊娠期の歯・お口の健康を保ち、安心して出産を迎えましょう。

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