みろ歯科ブログ

2018/11/14:人工甘味料は結局、どうなのでしょう

皆さんこんにちは。

宇都宮市みろ歯科歯科衛生士の佐藤です。

今回は人工甘味料は体にいいのかについてお話しさせていただきます。
人工甘味料についてご存知ですか?
う蝕予防のために、患者さんに人工甘味料をすすめるようにしていますが、人工甘味料は体に良くないという話も耳にします。
結局、どうなのでしょうか?
現状では、「体にいい」とは言い切れません。
個人の食事、生活習慣や疾患などの要因が影響するため、状況に合わせて使用する必要があります。
甘味料は、砂糖由来の「糖質系甘味料」と、糖質由来でない「非糖質系甘味料」に分類され、さらに「非糖質系甘味料」は、ステビアや羅漢果(らかんか)などの「天然甘味料」と、スクラロースやアスパルテーム、アセスルファムカリウムなどの「人工甘味料」に分けられます。
人工甘味料は、工業的に塩素を置換したり、違うアミノ酸を縮合したりして生成されており、天然甘味料に比べ甘味度が高く、カロリーが低いのが特徴です。
現在認可されているものは、免疫、生殖、発達機能、神経系などについて多数の動物実験で有害性と毒性が調査、研究されており、通常の使用量では身体への危険性はないとされています。
しかし、特定成分(サッカリン、アセスルファムカリウム等)に敏感な人には、アレルギー反応や便が緩くなるといった副作用がみられるなど、甘味料の感受性には個人差があります。
人工甘味料は、食品にとどまらず薬剤や歯磨剤などにも使用されていますので、長期的に摂取、使用する際には注意が必要でしょう。
人工甘味料は、生体内ではほとんど代謝されず未変化のまま体外へ排泄されます。
したがって、人工甘味料を摂取しただけで体重増加、血糖値の上昇を生じることは考えられません。
しかし、血糖値の上昇を起こさないために、食欲亢進を起こす可能性があり、甘味を強く感じた被検者ほど一定時間後の食欲亢進が高まるとの報告もあります。
これは「甘味受容→血糖上昇→食欲抑制」という生体本来の恒常性が乱れるためとされています。
人工甘味料添加の飲料や駄菓子類を日常的に摂取するなどといった甘味への暴露や嗜好は、食欲増強につながり、エネルギーの過剰摂取などの悪影響を与える可能性があります。
日常生活のなかで人工甘味料の摂取が体にいいかどかについては、このようにまだ生体内の影響が解明されていない点があることから、現状では「体にいい」と言い切ることはできません。
ゼロカロリーのコカコーラなど人工甘味料が入ってますね。
皆さんも普段の食べ物で人工甘味料をどれだけ摂取してるのか確認してみてください。

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