お口の健康ガイド

キシリトールの選び方と食べ方

そもそもキシリトールって何ですか?

キシリトールとは、シラカバやカシなどの木や植物からつくられる甘味料です。栄養的には、「糖アルコール」と呼ばれる炭水化物の一種です。砂糖と同じくらいの甘味がありますが、キシリトールのカロリーは約3kcal/gと、約4kcal/gの砂糖と比べて少なめです。

キシリトールのすごい力!

キシリトールの原産国フィンランドキシリトールには次のような虫歯の予防効果があります。

その1
虫歯のもとになる歯垢(しこう)をつくりません。

その2
習慣的にキシリトールを食べていくことで、虫歯菌の活力が失われ、
虫歯菌の数が減少します。

その3
唾液の分泌を促進します。唾液は、虫歯の予防やお口の健康に非常に大きな役割を果たしています。

キシリトールガムの上手な選び方

ムーミンもフィンランド出身虫歯の予防に効果的なキシリトールガムは、甘味料の少なくとも50%以上がキシリトールであることが望ましいとされています。キシリトールの含有率が明記されていない時は、成分表示を見て、「キシリトールの量」を「糖質の量」で割るとわかります。
他にもいくつか条件がありますが、現在日本で発売されている多くの製品は、この条件を満たしています。

なぜ歯医者さんで売っているガムはキシリトール100%なのでしょう

市販のガムはキシリトール100%ではありませんが、歯科医院で販売されているガムはキシリトール100%です。その理由としては下記のことが挙げられます。

その1
歯科医院で販売するキシリトールガムなので、虫歯予防を第1に考えた質の高いものを提供する必要があるため。ガム1粒のキシリトールの含有量は市販のキシリトールガムの2倍です。

その2
湿気の多い日本でも、歯科医院なら品質の維持ができるため。キシリトールは湿気に弱く、湿気を吸うとベタベタになってしまいます。

その3
市販のキシリトールガムは、味をよくするために、キシリトール以外の甘味料やミントなども混ぜています。虫歯の予防という点ではキシリトール100%が一番よいのですが、ガムとして味わうにはキシリトール100%では少し甘すぎてしまうようです。

キシリトールガムの上手なかみ方

キシリトールガムかむ回数
虫歯の予防のためには、1日3回、毎食後にかむのが効果的です。虫歯になりやすい方や、積極的に虫歯の予防をしたい方は、1日5回、毎食後や間食後、寝る前にかむことよいでしょう。一度にたくさん食べるよりも、一日に何度か分けて食べるほうが効果的です。

かむタイミング
歯垢を落としやすくするには歯磨き前が、歯の質を強くするなら歯磨き後が効果的です。また、唾液の分泌が減る寝る前にかむことも、虫歯予防には効果的です。キシリトールガムは食品ですので、回数やタイミングはあまり気にせず、何かを食べたらかむというように、無理なくできる方法で習慣にするとよいでしょう。

かむ時間
キシリトールガムをかんで1~2分たつと味はしなくなりますが、よくかんで唾液をたくさん出すことも、虫歯の予防には大切なことです。味がなくなっても、5~10分かみ続けるとよいでしょう。


キシリトールガムかむ期間
キシリトールガムをかみ始めて、2週間で歯垢が減り始め、3ヶ月ほどたつと虫歯になりにくくなるといわれています。
しかし、キシリトールガムをかむ習慣をやめてしまうと、しばらくして再び虫歯菌が増え始め、虫歯になる危険性も高くなってしまいます。虫歯の予防のためには、毎日食べることが大切です。