みろ歯科ブログ

2018/08/08:受動喫煙は実際どれくらい体や口腔内に影響を及ぼすのか知っていますか?

こんにちは。
宇都宮市みろ歯科、歯科衛生士の中島です。

ここ数年受動喫煙対策として様々な場所で分煙するようになり、近頃は分煙ではなく禁煙にしている所というのが増えていますよね( °_° )
喫煙は体に悪いもので、喫煙者もそれを知っていて辞めたくても辞められないという方がほとんどです。
では、受動喫煙はどうでしょうか。
実際、どれくらい体や口腔内に影響を及ぼすのか知っていますか?
今回はこの話題をピックアップしてみます\(^o^)/

喫煙者本人が吸う主流煙には発がん性物質が約70種類とニコチンが含まれます。
ニコチンは、タバコをやめにくくさせたり、やめる時に離脱症状を引き起こしたりする依存性の高い化学物質です。
一方、タバコの先から出てくる副流煙にも発がん性物質やニコチン、一酸化炭素、アンモニアなどの有害物質が含まれ、それらは主流煙の数倍にもなります。
この副流煙を吸い込むことを"受動喫煙"といいます。
受動喫煙が成人の健康に及ぼす影響で確実とされるのは、肺がん、虚血性心疾患、脳卒中です。
日本では1年間に1万5000人が受動喫煙が原因の肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、SIDS(乳幼児突然死症候群)で亡くなるという推計もあります。
小児の影響では、SIDSと喘息の既往があります。
また最近では急性の過敏症への影響も注目されており、受動喫煙が続くと精神的にも身体的にも刺激に対して過敏になりやすくなるとの報道もありました。
口腔への影響では、小児の虫歯との関係がほぼ確実であると評価されています。
受動喫煙のある小児は、ほかの原因による影響以外に、2倍近くも虫歯のリスクが増えることがわかっています。
ニコチンがミュータンス菌(虫歯菌)に作用すると、歯にくっつきやすくなったり、酸を多く作るようになったり、さらにその酸が薄まらないようにバリアを強めたりすることがわかっています。
成人においては、歯周病や歯の喪失のリスクを30%高めることもわかってきました。
また、日本ヘルスケア歯科学会実態調査の喫煙の有無による中程度・重度歯周病患者さんの割合より、喫煙者は非喫煙者より10年、歯周病の進行が早くなると言えます。

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さらに!喫煙者の服や髪の毛についている有害物質や吐く息に含まれる有害物質を吸ってしまう「三次喫煙」にも注意が必要です。

最近日本国内で流行している加熱式タバコは、アメリカでは食品医薬品の委員会の決議により販売が認められていないものです。
副流煙が出ないことが特徴ですが、喫煙者の体内からニコチンが周囲に放出されているため三次喫煙には気をつけなければなりません。

喫煙者本人や、その周りの大切な人達の健康の危険を最小限にするためにも加熱式タバコを含め、喫煙しないほうがいいですね(*^^*)

私も歯科衛生士として、喫煙のリスクを伝え禁煙指導により力を入れていきたいと思います!

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