みろ歯科ブログ

2018/05/24:思春期になると何が起きる?

こんにちは。
宇都宮市みろ歯科、歯科衛生士の望月です。

中学、高校生の頃は歯磨きを頑張っていましたか?
食後、必ずピカピカに磨いた!という方は少ないのではと思います。
実際、私は高校生の頃、毎食後の歯磨きができていませんでした...また、食生活では間食があり、甘い物を摂取していたこともあります。
今では歯磨き、間食に気をつけて生活していますが、学生の頃はなかなか関心が向かないのではと思います。
しかし、歯周病の有無は思春期の生活習慣が重要です。
思春期を迎えると歯周病や虫歯のリスクが高まってしまいます。

今回は思春期のお口の変化や、思春期前に身につけておきたい習慣についてお話させていただきます。

早い子は小学校高学年くらいから、生活環境や身体的変化が訪れるだけでなく、自立に向けて周囲の干渉をいやがり、精神的に不安定な時期に入ります。
いわゆる思春期の到来です。

それはお口の中にも影響されます。

乳歯から永久歯への交換が11~12歳頃に終わり、14~15歳で永久歯が完全に生え、完成を迎えることで学童期に比べてお口の中の状態は比較的安定するはずです。(なぜなら生え変わりの時期は、乳歯が小さかったり永久歯が生える途中で磨きにくいため)
しかし、思春期ではお口の中の問題が多発します。
身体、生活環境、心の変化によって、生活の管理がおざなりになることが1つの要因です。

« 思春期のお口の特徴»

①虫歯・酸蝕症(酸蝕症とは歯の表面を溶かし、歯がしみやすくなります)

10歳頃までの学童期には、虫歯は顕著な減少がみられます。しかし、思春期の虫歯は減少傾向にはあるものの、虫歯になる確率は高いです。

女子では痩身願望から1食あたりの量を少なくし、その分間食が増える(いわゆる「チョコチョコ食べ」)など、思春期特有の生活習慣に関連して虫歯リスクが高まります。
特に、外出時に酸性飲料をペットボトルで持ち歩いたり、運動時にスポーツ飲料を摂取したりすることにより、酸蝕症も起こりやすくなります。

②歯肉炎(歯周炎)が増える

歯肉に炎症が見られる者の割合は増齢的に増加しています。
思春期になると、歯石がついたり、深い歯周ポケット(4~6mm)を有する者も増え、歯周炎の増加がみられます。

歯肉の炎症が見られる割合として、15~19歳で69.1%、10~14歳で45.3%、5~9歳で35.5%です。

③咬み合わせの問題・顎関節症が増える

乳歯から永久歯への交換により歯並び、咬み合わせの問題が生じやすくなります。

遺伝的要因に加えて顎骨と歯の大きさの不調和による歯並びが悪くなりやすいです。

顎関節症の症状(痛みや雑音など)を訴える者が徐々に増加します。
これには7番目の歯や親知らずが生えることによる歯並び・咬み合わせの変化や態癖(頬杖、睡眠態癖、片側噛み)などの生活習慣、精神的ストレスなどの関与が考えられます。

歯周病、虫歯を予防するには、まず現状の確認が必要です。

[生活状況]

食生活の面でも少しずつ親の手を離れて、子どもが自分で食べ物や飲料などを購入する機会が増えてきます。

・1日の生活の基本的パターン・食事・間食・飲料(水、茶、麦茶以外)・歯磨きについて確認します。

[お口の中]

~虫歯~
・歯の噛む面の溝、1番奥の歯(7番目の歯)の外側と内側、歯と歯茎の境目、歯と歯の間が虫歯になりやすいです。

~歯肉炎~
・前歯(口呼吸が原因)、下の前歯の内側(歯ブラシでは取れない汚れの歯石がつきすい場所)は歯肉炎を起こしやすいです。

~歯垢がどこについているか(染め出し)~
・前歯の着色は口呼吸の関連が考えられます。なぜならお口が乾燥すると歯の着色が起きやすいためです。

・歯医者に来た時は綺麗に磨けていても歯肉炎が見られると、普段の歯磨きが十分ではない可能性があります。

« 身につけておきたい習慣と定着チェックポイント»
①自分でお口の管理ができているか
□自主的に歯磨きを行っているか
□子どもが自分で選ぶ間食や飲料が甘味物・甘味料に偏っていないか
など

②正しい歯磨きの習慣
□食後(少なくとも朝食後と夕食後、または就寝前)に確実に歯磨きをしているか
□きちんと時間をかけて磨いているか、磨き残しがないか
□歯ブラシだけでなくデンタルフロスも使っているか
□自分の歯並びの状態に合った歯磨き方法を獲得しているか
など

③正しい食習慣
□朝食をきちんと食べているか
□夕食が不規則でないか。間食や夜食が多くなっていないか
□間食や飲料が糖分の多いものに偏っていないか
□ジュースやスポーツ飲料を水代わりに飲んでいないか
など

また、お口の中の休み時間がとれていますか?

お口の中はもともと中性(pH7)に保たれています。
糖分を含んだ食べ物を食べると、お口の中は酸性になります。
お口の中に物が入った状態が続くと、歯の表面が酸で溶けてしまいます。
しかし、唾液が酸を解消してくれて、溶け始めた歯を元通りにしてくれます!

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ぜひ生活習慣を見直してみてください!

また、きちんと磨けているか不安な方は赤染め(細菌の検査)をお勧めします。
どのくらい磨けているか、どうやって汚れを落とすかが分かりやすいです!

また、虫歯、歯周病になるのは歯磨きだけでなく、生活習慣も重要です。

ご自身でお口の中を見て、虫歯や歯周病になっているか分からないこともあります。
定期検診により早期発見でき、歯を守ることに繋がります!

気になることがあればぜひみろ歯科へ歯科検診にいらしてください。

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