みろ歯科ブログ

2018/04/25:もしかしてこんなお薬服用していませんか?

こんにちは!
宇都宮市みろ歯科受付鈴木です。

みろ歯科の前の城址公園の桜の花もすっかり散ってしまい、葉っぱばかりでさみしくなりました。
昨年はゴールデンウィークくらいまで桜が見られたので、終わってしまうのも早いなと思っています。
桜は終わってしまいましたが、今ハナミズキが満開です。
ぜひ、探してみてください。
桜とは違ったお花見ができるかもしれません。

さて、私の近況はと言いますと、料理を作ったり、ケーキを作ったり・・・すっかり料理教室にはまって通っています。
先日はパスタを生地からこねて、リボンの形にしたパスタを作りました。

パン生地とは違って伸びにくいのと、手でリボンの形にするのがすごく大変でした。

でも、トマトソースと絡まると美味しくて、是非自宅でも手作りしたいと思いました。

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ストレスが多い世の中、常に不安と戦っている方も多いと思います。
もしかして、「デパス」というお薬服用していませんか?

「デパス」とは商品名で、一般名は「エチゾラム」と言います。
「デパス」は抗不安薬、または睡眠導入薬としての両方の効果があり、うつ病の治療薬、また高血圧などの心身症の改善や、頚椎症や腰痛症にともなう筋緊張の改善も適応となっており、広く処方されています。

それではなぜ、処方されることは多いのでしょうか?

「デパス」には幅広い用途・適応があり、デパス1つでいろいろな作用効果が期待できるわけです。
例えば、「血圧が少し高くて、なおかつ眠れません」という訴えがあるとデパス1種類の処方で、両者の問題の改善が出来ます。
よって、複数の訴えが出ると処方されやすいのです。
また、デパスの幅広い用途・適応から処方する医師は、精神科だけには限りません。
筋緊張症状には整形外科が、胃腸症状や高血圧に対しては内科がそれぞれ処方しています。
適応が広く、処方を検討する医師が広い地域で存在すること、添付文書上でも、幅広い症状の改善が期待できることをうたっていることが、デパスが多く処方されている理由となっています。

ではデパスというお薬がなぜ、歯科診療にも影響があるのか説明します。

影響①口腔乾燥とそれに伴う二次的影響
・唾液の自浄作用が減少し、口腔内の清掃状態が悪化するため、虫歯の多発や歯周病の進行が起こりやすい。
・口臭の元となる硫黄ガスが発生しやすい。舌苔も増える
・味覚障害
・舌炎などの舌痛(カンジダ菌が増え炎症が起こっている)

影響②患者さんの症状(副作用)による診療への影響
・診療室内での転倒
・説明を十分に理解できない
・誤嚥
・肝臓に機能障害が起きている場合は歯科治療が困難

影響③歯科からの処方薬との併用による危険性
・顎関節症との診断のもと筋弛緩薬を処方する場合がある。

だからといってすぐ、服用をやめてくだいというわけではありません。
かえって自己判断で断薬してしまう方が、投与の原因となっている病気の悪化が怖いのです。
なので、ぜひ歯科医院に受診する際も必ず飲んでいるお薬を申告して頂きたいのです。

決してデパスというお薬が悪いわけではありません。
副作用のないお薬はないのです。

口腔乾燥は口腔内潤滑剤などの使用を勧めることもできますし、また歯周病や虫歯も定期健診等で変化をサポートすることもできます。

それはお薬に限りません。ただ患者さんの訴えだけ治療したり、口腔内を見ただけでの判断では分からないことがあります。
カウンセリングのお時間を通して、本日の主訴以外のこともお話しできるよう心がけております。
生活習慣や服用しているお薬のお話をするのもその1つです。

是非、患者様一人一人にあった治療を提案・提供できるよう、今回はデパスというお薬を例に出して説明させていただきましたが、なんでもお話しして頂き、相談して頂ける環境づくりをしていきたいと思います。

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