みろ歯科ブログ

2018/03/28:摂食・嚥下の流れとそれに伴う機能について

こんにちは!
宇都宮市みろ歯科、歯科衛生士の中島です。

先日、ナンとカレーを作りました☆
ナンを伸ばすための麺棒がなくラップの芯で代用。
芯のみだと濡れたらアウトなので、ラップを巻いたまま使い、使用後にラップのひと巻ポイすると繰り返し使えて衛生的にもソレマル\(^o^)/!
辛いものはそれほど得意ではなく、家で食べられるようなものをわざわざ外に食べに行くのも...と抵抗があったのですが、母親に誘われインドカレーを食べに行ってから本格的なカレーの美味しさと大きいナンのモチモチ感にハマり、生地をこねこねするのも好きなので作ってみました!
味や弾力は、本場のものには負けますがおなかいっぱいになりました♪

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ではでは本題へ。
みなさんは、日常生活で、楽しみや幸せを感じることってなんですか?
私は食べることです♪
趣味も好きなことも勿論たくさんありますが、その中で、生きていく中で、幸せな気持ちになれることの大半は食事ではないかなと思っています。

旅行に行く時はご当地グルメは必ず調べて食べますし(私の旅行の目的は食べることなので(笑))、友達や家族と食べたいと思っていたものを食べに行って、実際に目にして食する瞬間はとても幸せです!
ちなみに昨年名古屋旅行に行った際に、名物の手羽先、きしめん、みそカツ、味噌煮込みうどん、ひつまぶし...すべて有名店で制覇しました(笑)

話はそれましたが、そもそも、食事をするには口が必要ですよね。
専門的には食べ物や水分を摂り込み胃に送り込むことを摂食・嚥下(せっしょく・えんげ)と言います。
学生時代、その分野では人間は食事をするためにどういう機能が働いているのか、加齢や病気などでその機能が落ちた場合はどういう工夫をすれば良いのか(リハビリテーション)などということを学びました。
ざっくりいうと...その授業では「人の身体ってうまく作られてるな...!」という感想を持ちました。
今回は健康・健口であることのありがたさやその必要性について感じていただきたいと思い、ブログのテーマにします!

まずは、摂食・嚥下の流れとそれに伴う機能について、①~⑦まであげてみます。

① 動機:食欲(本能・情動)...動物は栄養が不足すると空腹感を感じ、逆に十分な栄養が摂取されると満足感を感じるようになっています。
空腹感や満足感は全て脳で認知され、空腹であれば「食べ物を求める」と言った意味のある行動が引き起こされます。
このように食べるためには食欲という動機が必要です。

② 食物認知:食欲やおいしさといった情動は脳で作られます。
食物を目で見て匂いを嗅いだ経験や、その食べ物が以前食べた時美味しかったという楽しい記憶なども使われます。
目の前にある食べ物の形や量、質を認識して、口へ運ぶ量や速さ、噛む力を判断し、唾液の分泌を促します。

③ 口への取り込み:認識したこと踏まえて、自分の口へと手(箸やスプーンなど)を使い食べ物を運びます。
特に唇は口腔の入り口として、上唇と下唇で食べ物が口腔外にこぼれるのを防ぐことや、唇に取り組んだ食べ物の硬さや温度を感じます。
動かすことで食べ物を歯に押し付けたり、唾液の分泌を促すようにしていきます。
唇と舌は全身のどの部位よりも感覚が鋭く敏感といわれているほどです。

④食物の粉砕(咀嚼)...咀嚼は食べ物を粉砕し唾液と混ぜることで、飲み込むことに適した大きさに食べ物をにまとめる過程です。
咀嚼では口腔内のさまざまな器官が匠みに働きます。

口腔粘膜は温度、刺激を感じることが主。
口蓋(上顎)は舌と協力して食べ物を上顎に押しつけて潰す、飲み込む、味を感じる器官(味蕾)があるので味覚(苦味)も感じることができます。

頬は、動かして壁を作ることにより、食べ物を歯の上に乗せたり、歯と頬のあいだに食べ物が落ちてしまわないように押し戻す役割をします。

そして、舌は食べ物を取り込むこと、味わうこと...味覚は全部で5種類(甘味、酸味、苦味、塩味、旨味)口腔内の食べ物を動かしまとめ、飲み込むために圧をかけるなど多くの役目を果たします。

歯は、主な機能として食べ物の摂取・切断・咀嚼。前歯は切り裂くこと、奥歯はすり潰すためそれぞれの機能が発揮出来るような形態をしています。
歯の根っこの方にある歯根膜では、食べ物の硬さや食感を感じます。
歯の神経(歯髄)には痛みの感覚しかないため、刺激の種類にかかわらず、神経に熱い・冷たいなどの刺激が加わると痛みを引き起こすこともあります。
スムーズで効率のいい咀嚼を行うためには健康な歯を有することが重要です。

唾液は口腔内を潤し、摂取した食べ物と混ざり食べ物をまとめることを助け、食べ物の一部を溶かして味覚を感じやすくさせます。
つまり、よく噛むと唾液が多く出て消化にも良く、より美味しく味わえるということです。

下顎は上下左右に動かすことができるので、歯で食べ物を砕きすり潰す動きができます。

⑤嚥下...口から喉へ食べ物が移動する過程です。色々な器官が関与していきます。
嚥下は反射運動のため、途中でストップできません。

⑥ 蠕動運動...食道に食べ物が到達すると、食道の蠕動運動により、胃へ送り込んでいきます。

⑦消化・吸収...胃で行います。

ここまでが摂食・嚥下です。

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食べ物を口に入れて飲み込む、ということは無意識のうちに行われるものだと思います。
ですが、今まで述べた口腔内の機能のどれかひとつだけでも上手くいっていないと、スムーズに美味しく食事はできません。
特に歯は噛むことにより脳への刺激を与え、食べ物を細かくすることにより飲み込みやすくし、更には味や消化を良くする助けもします。
健康な歯がなければ十分に噛むことが出来なくなり消化が悪くなり、食欲も無くなるでしょう。
また歯肉や舌など口腔内の粘膜も健康でないと食事の度にしみたり、膿や出血などの不快感も感じたり、食事にも困ってしまいます。
健康な口でないと健康な体にはなれないのです。

歯周病、虫歯などに私たちの目は行きがちですが、それ以外にも歯科衛生士の仕事の幅は広く、口腔に関わる知識は豊富にあると思います。
唾液が出にくい、舌が気になる、などお口のお悩み等あればいつでもご相談ください。
また、健康なお口で過ごせるように中断なくクリーニングや治療、定期検診に通っていただけると嬉しいです☆

最後に、先日城址公園で行われた桜まつりにて撮った写真を!春が来ましたね〜( ´ω` )

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